税務官250人が変装し結婚式に潜入 映画のワンシーンのような強制調査を敢行
結婚式の行列から250人の税務官が華麗に登場し、強制家宅捜査を開始した。
税務官が参列者に扮してビジネスマンの結婚式に潜入し、使途不明金および宝石、金など、およそ390カロールルピー(約66億円)を押収した。それはまるで「映画のワンシーンの様だった」と、現地メディア『NDTV』が報道した。
■税務官たちの計画とは?
税務調査は、インド西部にあるマハラシュトラ州ジャルナで行われた。 税務官250人が新郎の行進部隊「バラート」に変装してジャルナ地区に入った。
その後、さまざまなチームに分かれて、調査企業の関連する建物に同時に侵入し、強制調査を遂行。調査チームは別々に到着したため、誰も気がつかなかったという。
■映画顔まけの巧妙な計画
この計画には120台の高級車両を使用し、仮の新郎はラホール、花嫁はアンジャリと名付けられた。
車両のすべては結婚式の行列に属しているかのように美しく装飾されており、一部の車両には、「Dulhan hum le jayenge(僕は花嫁を奪って行く)」と書かれたボードもあったという。
これは、2000年に公開された人気のボリウッド映画のタイトルで、一般的にも花婿を乗せた車両としてよく使用されている。