値上げラッシュに負けず… 安すぎる家系ラーメン「武蔵家」の”企業努力”に感動

春先から値段が変わらない「武蔵家」。同店のコスパの良さには驚くばかりで…。

2022/08/19 11:45

武蔵家

夏に入ってあらゆるものが値上げし、気分が落ち込んでいる人も多いだろう。これまで値上げしなかった飲食店も価格改定するなど、飲食業界はますます厳しい状況になっている。

そんな中、家系ラーメン「武蔵家」はリーズナブルな価格を貫いていて…。

【写真】「武蔵家」の感動的な一杯


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■これまで値上げしなかったお店も…

7月21日から、春先に点心食べ放題や値下げするなど強気なサービスを実施していたバーミヤンが関東中心の10都県290店舗とそれ以外の66店舗で値上げした。日高屋も8月26日から価格改定することが明らかになった。

これまで値上げしなかった飲食店が苦渋の決断に踏み切っているところから、原材料価格高騰が飲食業界全体に暗い影を落としていることがうかがえる。

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■武蔵家を絶賛する声が

そんな「逆風」が吹き荒れる中でも、値段が変わらないのが家系ラーメンの「武蔵家」だ。ファンはご存知、家系ラーメンは豚骨や鶏ガラから取った出汁に醤油のタレを混ぜた豚骨醤油スープ、中太麺、ほうれん草、チャーシュー、海苔で構成される。

武蔵家

春先に一部のメディアで、家系ラーメンになくてはならない鶏から抽出される油「鶏油(チーユ)」が不足し、厳しい状況に置かれていることが報じられていた。だが、武蔵家は現在もラーメン並(650円)、さらにご飯無料かつおかわり自由とうれしすぎるサービスを提供しているのだ。

ネット上では、「どこも値上げを余儀なくする中、650円ライス無料は神」「ラーメンもトッピングも全然値上げしてなくてびっくり」「色んなラーメン屋が値上げしてる中この値段の武蔵家すごいな」「武蔵家頑張り過ぎ… いつも美味しいラーメンありがとう」など、絶賛する声があがっている。

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■コスパの高さ

「武蔵家」初見の方はこの安さがピンと来ないかもしれない。そこで、僭越ながら高校生の頃から15年以上同店に通う記者が簡単に解説したい。

まず650円ながらコスパが非常に高い。基本となるラーメン並のトッピングにほうれん草、ジューシーなチャーシュー、そして海苔3枚が付いているのだ。他のラーメン店でこのトッピングをすると1,000円を超えるところもある。

武蔵家

追加しないでこれだけ具材が豊富なのは冷静に考えてすごい。また、「武蔵家」の代名詞である無料かつおかわり自由なご飯も大きい。

他の家系ラーメンの中にはご飯が別料金のところもあるが、こちらでは無料で何杯も食べられるのだ。きゅうりのキューちゃんの漬物も食べ放題なのもありがたい。(この漬物がまたウマい)

並ラーメンとご飯でお腹は大満足になるのだ。


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■最大の強みは…

家系ラーメン

何より味が10年以上変わらないのが最大の強みだ。いつお店に行ってもクオリティーが落ちない。

武蔵家

それどころか、ここ数年でさらにおいしくなった印象だ。正直、値段が変わらないとなると、肝心のラーメンの質が落ちたり、ご飯おかわりを廃止するのではないかと心配していた。

しかし、感動的な一杯を提供し続けている。

最近、どのお店に行っても値段が高くなったことを実感してげんなりしている人はぜひ「武蔵家」に足を運んでほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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