天使もえ、稲森美優、月島さくらが「AV新法」改正求めビラ配布 収入ゼロになる女優も

人気AV女優らが7月の国会で成立した「AV新法」改正を求めて新橋駅前でビラを配布。多くのファンも集まった。

■グラビアより「ちゃんとしてる」

稲森美優

「競泳水着のお姉さん」としてグラビアアイドルとして活躍した後、2021年11月にAVデビューした稲森美優は、グラビアDVDとAV作品、両方の世界を体験している。

「契約やスタッフさんの対応など、AVのほうがずっとちゃんとしていると思いました」と稲森。グラビア時代は、台本になかった衣装や演技を求められるケースもあったという。

メーカー専属女優としてAVデビューし、数多くの作品に出演できる企画単体女優に転身する稲森だが、本来であれば出演作品を一気に増やしたかったタイミングで「AV新法ショック」が襲った。


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■2割弱の女優が「収入ゼロ」に

稲森美優

「これからAVの世界で勝負しよう」と考えるデビュー前の女性については、被害から身を守る効果も期待される新法。しかし、今すでに業界で活躍している女優たちにとっては、デメリットのほうが目立つようだ。

AVプロダクションが加盟する一般社団法人日本プロダクション協会が430名のAV女優を対象にした調査によると、全体の51.9%が「AV新法後に新規オファーが減った」と回答。16.7%は「仕事がゼロになった」という。

業界が自主的に団体をつくり、適正化を進めていたプロセスが無視されるような形の新法は、メーカーやプロダクションだけでなく、女優たちの仕事や生活を大きく揺らがせつつある。

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■違法サイトに流れるリスクも