激怒した元夫が元妻を殺害し自殺 離婚後に動画で悪口を言われ…
女性は動画で、常に支配的だった元夫への苛立ちを赤裸々に語っていた。
TikTokやYouTubeなどで、特定の相手に対する不満や憎しみに満ちた動画を投稿する人がいる。だが、相手がこれを見たら激怒するかも…という警戒心も必要だ。
アメリカで起きた悲劇的な殺人事件の話題を、『NEW YORK POST』『Mirror』などが伝えている。
■元妻は後頭部を撃たれ即死
18日午後4時30分頃、イリノイ州シカゴのニアー・ノースサイドにあるアパートで、サニア・カーンさん(29)という女性が自宅アパートを訪ねてきた元夫に後頭部を撃たれ、現場で死亡した。
ふたりは今年5月に離婚したが、サニアさんが長く別れたがっていたのに対し、元夫のラヒール・アフマド(36)はなかなかそれを受け入れなかった。またサニアさんの実家も、離婚に反対していた模様だ。
■遺書と拳銃を手に元妻の家へ
発砲音を聞いたという通報により、地元警察が出動。しかしサニアさんを射殺した直後にアフマド容疑者も拳銃自殺を図っており、警察官が到着したときはすでに致命傷を負っていた。
同容疑者は現場に遺書を持ち込んでおり、自身も死ぬ覚悟で元妻を殺害したと考えられている。なお、ふたりの結婚生活は1年持たなかったことがわかったという。
■悲劇の原因は元妻の動画投稿
遺書によれば、アフマド容疑者が犯行に及んだ原因は、サニアさんが離婚について一方的に語る動画をTikTokに投稿したことにあった。セクシーなポーズをとりながら、「離婚して以来、夜はあれこれ不安でよく眠れない」と語っていたサニアさん。
アフマド容疑者については「常に私を支配しようとしたわ」「今日は何を着て誰とどこで会っていたのかと、しつこく問いただす日々にウンザリ。ホントせいせいしたわ」などと悪口を言っていた。
■「写真家として頑張りたい」
サニアさんはテネシー州で生まれ育ったパキスタン系のアメリカ人で、ソーシャルワーカーを経て航空会社の客室乗務員に。結婚により2021年からはシカゴで写真家として活動していたが、近いうちにテネシー州に戻る計画を立てていた。
動画では「南アジアがルーツの女性は離婚すると大きな痛手をくらうけれど、間違った結婚生活を続けるのだけは嫌なの」「これからは写真家として頑張っていくわ」と前向きに語っていた。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)