特別番組『戦争の嘘=フェイク』 ウクライナ侵攻と77年前の太平洋戦争を追う

TBSでは6日から15日まで、「NO WARプロジェクト つなぐ、つながる」を開催。

■「シベリア抑留」にまつわる取材

ゲストのトラウデン直美は、77年前の終戦後に起きた「シベリア抑留」にまつわる嘘に迫る取材を敢行。トラウデンの故郷である京都に向かい、抑留者が引き揚げてきた舞鶴の港や資料館を訪ねるとともに、抑留経験者から貴重な話を聞いた。

ソ連兵から「ダモイ(ロシア語で帰国の意味)だ」と嘘をつかれ列車に乗った先で待っていた地獄。生きるために自分の心にも嘘をつき、人間らしさが奪われていく過程…。その多くが、2022年のロシアによるウクライナ人捕虜の拘束とときを超えて共通していた。


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■ロシア側最大のフェイクを暴く

また、ウクライナの首都・キーウ近郊のブチャで起きた市民の虐殺について、TBS/JNNの特派員がロシアの「嘘=フェイク」を暴く決定的な証言を得るとともに、それを裏付ける、これまで日本では見たこともないような映像を入手した。

今回の侵攻にからみ、ロシア側最大のフェイクを暴くスクープだ。


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■特番に花を添える永遠の名曲

坂本龍一

ごく普通の市民を巻き込む「戦争と嘘=フェイク」の恐ろしさとその空気感。そして平和の尊さと反戦の思いを未来にどう“つなぐ”のか。この番組が、それを考えるきっかけになるかもしれない。

番組のテーマ曲は、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」ピアノバージョン、「Merry Christmas Mr. Lawrence-version 2020」。去年、「つなぐ、つながる」プロジェクトのために特別にミックスした曲である。永遠の名曲が特番でも花を添える。

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

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