保育施設で女性園長の夫が子供たちに性的虐待 話し合いがこじれて殺人事件に発展
容疑者は夫の問題が世間に知れわたらないように、夫婦間で問題を解決しようと努力したが…。
この世の中、たとえ結婚して妻子がいても小児性愛に走る男がいる。家族はその事実を知った時、どれほど苦しむだろうか。
アメリカではこのほど、保育施設を営む妻がそんな夫を思い余って殺害するという事件が起きた。『WJLA-TV』『Baltimore Sun』など地元メディアが続々と報じている。
■高級ホテルの一室で殺人事件
事件は21日、ワシントンD.C.にある高級ホテル「マンダリンオリエンタル・ワシントンD.C.」の客室で発生した。メリーランド州ボルティモア郡のランドールズタウンに暮らしていた男性が、頭と脚を撃たれて死亡したのだ。
なおプライバシーを尊重し、警察は男性の氏名などを明らかにしていない。
■「あなたの夫が子供たちを…」
この事件で逮捕され、殺人罪に問われているのは妻のシャンティアリ・ウィームズ容疑者（50）。警察の取り調べには素直に応じているが、その犯行動機が世間の注目を集めている。
シャンティアリ容疑者は、オーウィングス・ミルズという町で保育施設を経営していた。ところが最近になって、「あなたの夫が子供たちを性的虐待している」という教諭の目撃談や保護者からの苦情が多数寄せられ、苦しんでいたというのだ。
■警察の到着を待つ間に…
シャンティアリ容疑者は夫と結婚して5年になり、事件当時も同じ家に暮らしていた。だが問題が深刻な内容であることから、夫婦は自宅ではなくホテルで話し合うことにしたという。
しかし夫は感情を爆発させ、身の危険を感じたシャンティアリ容疑者は警察に通報したが、その到着を待つ間にバッグから拳銃を取り出し、夫に向けて発砲。「殴りかかってくる気配を感じた」と供述している。
■関係者は容疑者を擁護
夫の破廉恥な行動について、まずは夫婦間の話し合いで問題を解決しようと努力したシャンティアリ容疑者について、事情を知る人々の多くが「園長は悪くない」と擁護している様子だ。
彼らは資金援助を目的に「Support for Shanteari Williams」というページをクラウドファンディングに開設したが、現在のシャンティアリ容疑者は「殺人などしたくなかった。私も死なせてほしい」と哀願しているという。
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（文／Sirabee 編集部・浅野 ナオミ）
