同時多発テロ予言した盲目の霊能者がまた的中か 「2022年に都市が水不足に陥る」
予言を信じるにせよ信じないにせよ、人の行動が深刻な環境問題を引き起こしているのは疑う余地がないだろう。
盲目の霊能者ババ・ヴァンガさんは、数多くの歴史的重大事件を予言したことで知られ、亡くなる前には「2022年は都市で水不足が起きる」と警告していた。
欧州で40℃を超える猛暑が続いているなか、この予言が的中するかもしれないと、『Metro』や『Mail Online』などの海外メディアが報じている。
■多くの人に慕われた霊能者
「バルカン半島のノストラダムス」として知られる盲目の霊能者ババ・ヴァンガさんは、ニューヨークの同時多発テロやダイアナ妃の死などを正確に予言したことで知られている。
ヴァンガさんは、25年前に84歳で亡くなっている。しかし亡くなる前には何百万人もの人々が、時には日本からもブルガリアの奥地にある彼女の村へ足を運んだという。
■各地で水不足が深刻に
ヴァンガさんが2022年を予測した言葉のなかには、「気温の上昇によって干ばつが起こり、都市が水不足に陥る」というものがある。最近、イギリス・ケント州で「住民は水の使用を控えるように」との警告があった。40℃を超える猛暑が続き、水不足が懸念されているのだという。
イギリスだけに限らず、ポルトガルやイタリアでも、国民に水の使用量を制限するよう呼びかけていることが報告されており、ヴァンガさんの予言に重みが増している。
■「地球温暖化の進行は事実」
報道を目にした人々は、「世界には195の国があるんだから、どこかが水不足になるのは当たり前」「水の大量使用禁止令は、うちの地域でも夏に毎年出てる」「たぶん彼女がいろいろ予言して、当たってたものを誰かが後で言っただけでしょ」などとコメントを寄せ、予言を本気にしていないようだ。
それでも、水不足の報道が毎年されていることから、「予言の信憑性はわからないけど、地球温暖化が進んでいるのは事実」と、近年の深刻な環境問題に懸念を示す声も見かけられた。
■予言が的中しないよう意識
ヴァンガさんは、12歳の頃に竜巻に巻き込まれて失明。その事故によって特別な視力が与えられ、未来を見通すことができるようになったと信じられている。
彼女の予言は心安らぐものではないが、今年に「インドで飢饉が起こる」「アジアやオーストラリアで地震が起こる」といった予言は、今のところ的中していない。また「2017年までにヨーロッパが消滅する」と、誤った予言をしたこともある。
彼女の予言が現実となって悲惨な出来事が起こらないように、環境を意識して生活するなど、できることから始めることが求められている。
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(文/Sirabee 編集部・広江おと)