かつやのベーコンエッグソースカツ丼で 「実家の安心感」を得られた…
かつやのベーコンエッグソースカツ丼。食べてみると不思議な感覚に…。
齢30歳──。記者が実家を出て10年が経った。就職、結婚、そしてコロナ禍もあってめっきり実家に帰らなくなってしまった。
この度、かつやではそんな実家のような安心感を得られる新メニューが爆誕して…。
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■「朝食感」が強い
かつやでは、22日からベーコンエッグソースカツ丼が発売中。かつやといえば、とんかつ専門店ならではのジューシーな豚肉やサクサクした衣をふんだんに使ったメニューが豊富だ。
ガッツリ系の料理が多いこともあり、昼食や夕食で食べる人が多いイメージである。今回、新たに期間限定で発売されるのは、ソースカツにベーコンエッグを乗せた丼。
どことなく朝ご飯のようなメニューだ。丼(759円)だけでなく、ご飯と味噌汁におかずというスタイルのベーコンエッグソースカツ定食(859円)も販売されている(いずれも税込み価格)。
■半熟のベーコンエッグ
かつやにはめずらしいメニューを食すため、7月下旬、都内の店舗に足を運んだ。定食と迷ったが、今回は丼をチョイス。
待つこと数分で「着丼」。丼の上にドドンとベーコンエッグが乗っている。
まずはこちらから食べる。玉子はトロッと半熟で、しっかり焼かれたベーコンとご飯がよく合う。
下にはシャキシャキのキャベツが敷かれており、全体にやや酸味のあるソースがたっぷりかかっている。食べているうちに、どこか懐かしい感覚を覚える。
■カツは絶品
半分ほどベーコンエッグを食べた後、カツに箸を伸ばす。目玉焼きで隠れていたが、どでかいカツがたっぷり乗っている。
口に入れると、外はサクサクで中からジューシーな肉汁が溢れ出す…。ソースがたっぷりかかっていて、ご飯にしっかり染み渡っているのもいい。
濃いめの味付けが好みの記者にとっては堪らない。
■実家のような安心感
カツを食べ、再びベーコンエッグを食べ進める。先述した懐かしい感覚の正体に気付いた。実家のような安心感である。
記者の実家の朝ご飯にはよく半熟の目玉焼きとベーコンが出ていた。目玉焼きは「ソース派」の記者はよくそれをかけて食べていた。くしくもかつやのベーコンエッグにもソースがかかっている。
大学進学で10数年前に地元から東京に上京すると、それを機に朝食を食べなくなってしまった。その理由は「朝から洗い物をしたくない」という面倒臭がりの性格によるものだが、気付けばその影響か家で目玉焼きを食べなくなっていた。今回、かつやで久しぶりに食べてふと実家に帰ったような感覚になったのかもしれない。
個人的には、おかずとご飯を分けた定食のほうがよりノスタルジックな気分に浸れる気がする。かつやで懐かしい感覚を味わえる一杯、ぜひ食べてみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)