20代ベビーシッターが子供に高温の鍋を押し当て逮捕 「痛い思いをして学べ」
ベビーシッターは「あの子には厳しいしつけが必要だ」と主張するが…。
幼い子供を連れて行けない場所への外出で、信頼できる親族が近くに暮らしていない場合、アメリカではまずベビーシッターを頼むことになる。そんななか痛ましく、かつ考えさせられる事件が起きていたことを『ABC Action News』『Fox13 News』などが報じている。
■3人の子供の世話を担当
事件が発生したのは、6月26日。フロリダ州ヒルズボロ郡のサンシティ・センターの民家で、親が外出し、ベビーシッターが3人の子供たちを世話していたなかで起きた。
悪ふざけをする10歳児の腕に、意図的にやけどを負わせ逮捕された容疑者は、「あの子には厳しいしつけが必要。自分が痛い思いをしなければ学ばないと思った」などと話したという。
■食卓で危険な悪ふざけ
郡保安官事務所によると、この事件で19日に逮捕され、児童虐待の罪に問われているのはジェニファー・ニコール・ポージー(29)という女。ベビーシッターとして、その家庭とは約5年前から契約していた。
事件が起きた日、ポージー容疑者は子供たちのためにキッチンでラーメンを調理。ところが食べ始めると、10歳の子供が別の子供に熱いスープを振りかけようとしたため𠮟った。
■キッチンの熱い鍋を
しかし態度が反抗的だったためポージー容疑者は腹を立て、キッチンに戻って麵をゆでた熱い鍋を手に取り、10歳の子供の腕に押し当てた。
逮捕されたポージー容疑者は犯行を認め、保釈保証金は3万ドル(約415万円)と設定され、身柄はヒルズボロ郡拘置所へと送られた。被害にあった子供は在宅での治療が続き、腕には現在も長さ10センチほどのやけどの跡が残っている。
■容疑者を擁護するコメントも
この事件を報じた『NEW YORK POST』には、「彼女が子供を産んだら監視が必要だ」「しつけと称した体罰は拷問。50年前なら受け入れられたかもしれないけれど」などと、ポージー容疑者を批判する声がたくさん寄せられた。
だが「私はきっと少数派ですが」と断ったうえで、「この社会にはもっとポージーのような厳しい教育者が必要だと思う」といった意見もあるようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)