改装で長期休業中も給料を支給 クルー思いな米マクドナルド店舗オーナーが話題
オーナーのおかげで、クルーは安心して営業再開を待つことができた。
数ヶ月にわたり店を閉めることにしたオーナーが、「クルー(店員)たちがお金に困るようなことがあってはならない」と、給料の支給続行を決めて安心させた。太っ腹なオーナーのコメント、そして今の思いを、『New York Post』などアメリカのメディアが紹介している。
■改装を決めたオーナー
アメリカ・オハイオ州にあるマクドナルドでオーナーを務める男性(90)が、古くなった店舗を見て「改装の時期が来た」と判断。
3月28日には店を閉め、7月6日の再オープンを目指し改装工事を進めた。そこで心優しいオーナーは、「休業中もクルーの給料支給は続けよう」と考えた。
クルーが経済的に困らないよう配慮したオーナーにメディアが注目すると、当の本人は「別に難しい決断ではありませんでしたよ」「毎週得ていた収入が途絶えたら、クルーはどうなってしまうのか…」「僕にはちゃんと理解できていたのです」とコメントした。
■オーナーは苦労を経験
オーナーはギリシャからアメリカに渡った移民で、若いころは軍人として勤めるなど苦労もした。その後にある工場でフルタイムの職員として働いたが、1962年にマクドナルドでアルバイトを開始。そのままこつこつクルーとして働き、1977年にはオーナーになった。
それからというもの、オーナーは真面目に働く多くのクルー、そして共同オーナーを務める娘とその夫に支えられ頑張ってきたのだという。