乙武洋匡氏、国交省街づくりへ「男性ばかり」の声に持論 「さまざまな視点を…」
乙武洋匡氏が講師の顔ぶれに批判が集まった国土交通省イベントに言及。障害者の視点から持論を明かした。
作家の乙武洋匡氏が21日、自身の公式ツイッターを更新。国土交通省が開催する「公務員アーバニストスクール」の講師について、さまざまな視点が必要だと提唱した。
【ツイート】「男性ばかり」批判に「健常者ばかりである可能性も…」
■講師にさまざまな視点を求める
乙武氏は国土交通省の投稿を引用し、「『男性ばかり』『女性がいない』と炎上していますが、(写真だけでは判断できないけれど)『健常者ばかり』である可能性も否定できません」と持論。
続けて「まちづくりなら、『現役世代の男性』に限定せず、女性や若者、高齢者、障害者や外国ルーツの方など、さまざまな視点を持つ講師がいるといいですよね(原文ママ)」と幅広い境遇を持つ講師の参加を求めた。
■講師が男性ばかりと批判
国土交通省は19日に「令和4年度都市を創生する公務員アーバニストスクール」をオンラインにて9月5日から来年2月ごろまでの期間で開講。8月12日まで参加者を募集すると告知した。
しかし告知ポスターに掲載されている講師の顔ぶれが男性しかいないため「おじさんの居心地のいい町つくり?」「国土交通省のお役人には女性という『人』の姿が見えていないようだ」「なぜ講師全員が男性なのですか?」といった声が殺到。
その後、改めて国土交通省は「女性も含めて検討しておりましたが、 日程等の都合などから最終的にこのような女性講師がいない形となってしまいました」とし、「今後予定している交流会等に女性講師をお願いすることも引続き検討しております」と釈明する事態に発展していた。