参院選『選挙特番』太田光が奏功し、橋下徹氏が振るわなかった理由 論客型の台頭
各局の選挙特番にそれぞれ出演した太田光と橋下徹氏。両者の明暗について考察する。
爆笑問題・太田光が2度目のスペシャルキャスターを務めることで放送前から話題を呼んだ選挙特番、『選挙の日2022』(TBS系)。その結果を、視聴率などから論客型選挙特番の展望として考察したい。
■TBSの上昇とフジの下降
10日の参議院選挙で、各局選挙特番を組んだものの昨年の衆議院総選挙や前回の参院選と比較して、TBSを除いて各局とも数字を落とした。
話題性のあった太田の前回からの続投SPキャスターによってTBSが選挙特番の視聴率で最下位から脱出し、橋下徹氏が活躍していたフジテレビが視聴率を落とす結果となったのだ。
■炎上しなかった太田光
昨年の『選挙の日2021』(TBS系)は、太田が初SPキャスターを務めた選挙特番であったが、さまざまな発言によって大炎上したことでよくも悪くも話題となっていた。
一方で、今回の太田はすっかり大人しくなり、話題をつくるに至らない結果に。といっても、13日放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、大人しかった理由を「安倍晋三元首相銃襲撃事件を踏まえての気持ち」と説明している。