呪術師との誓いで誘拐殺人事件を起こした男 「男児が授かるなら何でもする」

妻が6月に男児を出産した際、男は「神が願いを叶えてくれた」と思ったという。

2022/07/17 19:00

儀式・魔術

生まれてくる子供の性別については、願った通りにならなことは多い。「次こそは…」と神にすがる人も多いが、インドのある男は呪術師に頼ったがために、凶悪な事件を起こしてしまった。『Times Now News』『Pipa News』などが伝えている。


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■羊飼いの青年が殺害される

6日、インド・マディヤプラデーシュ州リヴァのベドホアという村で、大変身勝手な動機により、何の罪もない青年が殺害される事件が起きた。

被害者は、羊飼いをしているデイヴィヤンシュ・コルさん(19)。遺体はある寺院で発見されたが、そこにはエクソシズム(悪魔祓い)をする呪術師の女がいるため、警察はコルさんが生け贄として殺害されたのではないかと疑った。

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■男児欲しさに呪術師に相談

警察はさらに、ラムラルという男(32)が頻繁にその寺に通い、何らかの儀式を受けていたという情報を村民から入手し、本人に事情聴取を行った。

最初は無実を主張していたラムラルだが、少しすると事件への関与を認め、「妻との間に3人の娘がおり、次は何としても息子が欲しいと呪術師に相談していた」と話し始めた。

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■「神はお怒りになる」と呪術師

ラムラルはそこで、「神はその願いをお怒りになる。男の子がほしいという願いが叶ったとき、その怒りを鎮めるため若い男子の命が生け贄として必要になる」などと、呪術師に言われたことを説明した。

さらに「私の妻は6月に無事男児を出産し、神が願いを叶えてくれたかわりに、私は生け贄となる命を探し出さなければならなくなった」と供述したという。


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■村人からも苦情

ラムラルは見ず知らずの若者を探し、たまたま見つけた羊飼いのコルさんに「手伝ってほしいことがある」と声をかけて誘い出すと、呪術師が待つ寺院へ。そこでラムラルは豹変してコルさんを殺害すると、遺体を放置し自宅に戻っていた。

インドの農村部では、あやしい呪術が原因で殺人事件が起きることがある。ベドホア村の人々も、そういう人物を一掃してほしいと警察に訴えかけていたという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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