くら寿司「できたてシリーズ」で激ウマ4品を発見も… 記者が感じた”違和感”
くら寿司の「できたてシリーズ」全19品を食べてみた。特におすすめのメニューがあって…。
8日から大手回転寿司チェーンのくら寿司で「できたてシリーズ」が販売されている。ネット上では、こだわりメニューの登場に歓喜の声があがっている。
そんなメニューの中で絶対に食べるべき4品を発見して…。
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■こだわりの19品
「できたてシリーズ」では、「巻きたて」「炙りたて」「揚げたて」「作りたて」の4ジャンルに分かれた全19品を、1皿220円(税込み)で食べられる。新たに開発された商品やこれまで好評だったもの、人気メニューにひと手間加えたネタなどがそろっている。
7月中旬、大食いの記者は全19品を実食。4つのジャンルの中からおすすめの4品を紹介する。どれもおいしいのは大前提なのだが、個人的に気になった点もあったため、後述する。
■「作りたて」と「炙りたて」
「作りたて」には「大切りまぐろ」や「大切りびんちょう赤身」などが並んでいるが、中でも「大切りはまち」を推したい。メニュー名に違わず、どでかいはまちが二貫しっかり乗っていて食べごたえがあり、噛んだ瞬間、脂があふれ出す…。ボリューム、クオリティー共に文句なしだ。
「炙りたて」は、くら寿司特製4種のチーズソースにレッドチェダーチーズを加えたWチーズ。サーモン、えびマヨとどれも甲乙つけがたいが、「豚カルビ」が圧巻だった。寿司店で肉は邪道という声もありそうだが、濃厚なチーズとジューシーなカルビの相性は抜群。大人から子供まで誰もが好きな味になっていると思う。
■「巻き立て」と「揚げたて」
「巻き立て」では「海鮮盛り手巻き」が優勝だ。どれものりがパリパリで「ねぎまぐろ」「たっぷりいくら軍艦」「海鮮うに手巻き」などこだわりの一貫が盛られている。その中でも、「海鮮盛り手巻き」はまぐろから白身魚、とびっこがたっぷり詰まっていて、口に収まりきらないくらいボリューム感が軍を抜いていた。これで220円は安すぎる…!
最後に、天ぷらが乗った「揚げたて」。こちらは、ネタが二貫の「いか天にぎり」「えび天にぎり」と一貫をのりで巻いた「えびいか天手巻き」の3種類。
どれもおいしいが、「えびいか天手巻き」がおすすめだ。同商品の魅力はのりで巻かれていること。
のりと一緒に食べることで、どこか「天むす」のような味わいになるのだ。熱々のえびといかの天ぷらに醤油を少し垂らし、頬張れば最高。味噌汁と一緒に食べるとより「天むす」に近い感覚になる。
■気になった点は…
そんな激ウマ4品を発見する一方で、気になった点もあった。まず、「作りたて」のネタが似通ってしまっていることだ。
全7品中4品がまぐろとなっている。おいしいのだが、「漬けまぐろ」「漬けびんちょう赤身」を食べ比べても、正直ほぼ同じ味。それなら、あじなどの光り物を加えて欲しいところだ。
「巻き立て」の「いくら軍艦」も気になった。こちらも味は文句なしだが、一貫の割にはいくらがあまりかかっていない。220円という値段を考えると、一貫にこぼれ落ちるくらいいくらを乗せるか、二貫にして欲しかった。
とはいえ、作る手間があるのに注文して5分足らずで運ばれてきて、「これはちょっと…」というものがなかった。記者はうにが苦手なのだが、くら寿司のうには気にならないくらいおいしかった。くら寿司のこだわり抜いた19品、ぜひ一度食べて欲しい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)