「屋外はノーマスク」推奨から1ヶ月 今もマスクを付ける人には”意外な理由”が…

屋外ならノーマスクでも可能になって1ヶ月。渋谷の街を訪れると…。

2022/07/13 05:15

ノーマスク

5月に政府がマスク着用に関して、「屋外で会話なしなら不要」という新たな方針を発表して1ヶ月経った。季節も変わり、蒸し暑い日が続くが、街には相変わらずマスクを付けている人が目立つ。

それには、「意外な理由」があって…。

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■「新ルール」から1ヶ月

5月20日、政府はマスク着用について新たな方針を発表。屋外で人との距離が2メートル以上である場合や、距離が確保できていなくても会話がほとんどなければマスク不要となった。

つまり、街中を1人で歩く際は「ノーマスク」でいいということだ。「新ルール」になって1ヶ月以上経ったが、いま街はどうなっているのか。

7月初旬、東京・渋谷の街中や都内の大型公園に足を運んだところ、意外な光景が広がっていた。

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■渋谷駅に行ってみると…

まず、渋谷駅へ。5月下旬に訪れた際は、マスクを付けている人が多かった。この日は30度を超える真夏日で歩くだけで汗ばむくらい暑かった。

ノーマスク

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だが、前回同様マスクを付けている人が多い。顎の下に付けた「顎マスク」の人や手に持って歩いている人の姿も。

「顎マスク」で歩いていた40代の男性に話を聞いた。「お店やデパートでは相変わらずマスクを付けなければいけません。カバンにしまっていると、お店に入った時に取り出さないといけないので、すぐ付けられるようにしているんですよ」(40代男性)。

一方、30代の女性はいまもマスクを付ける理由をこう話す。「日焼けしたくないんです。もともとこの時期は深めの帽子やサングラスで顔を隠していました。いまは紫外線対策になるUVカットマスクも売ってるので、それを付けています。これなら息苦しくありません」(30代女性)。

そういえば、マスクを外している人たちをよく見ると男性が多いことに気付く。紫外線が気になる人にとって、マスクは欠かせないアイテムなのだろうか…。

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■公園では「ノーマスク」の人も

渋谷の喧騒から離れて、今度は都内にある緑豊かで閑静な大型公園を訪れた。ここにはジョギングコースやサッカーグラウンドなど、運動できる設備があるため、マスクを付けていない人が多かった。

ノーマスク

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記者もトレーニングをしているが、以前はランニングの際もマスクを着用しないといけないような気がして、息苦しくても我慢して付けていた。体を動かす人にとって今回の「新基準」は朗報だったのではないか。

一方、公園内でマスクを付けて歩く男子高校生は今も付ける理由をこう話す。「入学してからずっと顔を隠した状態で友達と接してきました。なんだか顔の一部になった感じで、外してもいいと言われても外しにくくて…。僕の学校では、体育の授業中も付けている人が多いですよ」(男子高校生)。


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■マスクを付ける背景

今回の調査で分かったこととして、「ノーマスク」は公園のような人が少ない場所では定着しているが、街中など人通りの多い場所ではまだ付けている人が目立つということ。屋外で外せるようになったとはいえ、コンビニやスーパーでは「マスクを付けてください」という張り紙があるため、いつでも付けられる状態にする必要がある。

また、コロナ前に比べて紫外線を軽減したり、冷たいマスクなど夏向けのものが増えたことで、一定層に需要があるのだろう。

今年はまだ「マスクの夏」になりそうだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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