父親が娘の彼氏を感電死させ逮捕 「熱愛関係」と勝手に思い込んだ可能性も
父親は自分の娘が彼氏に夢中になり、どう説得しても別れようとしない様子に腹を立てた。
かわいい娘の交際相手に、不満を抱く親はいる。だが、別れさせようとするあまり、事件を起こしてしまっては元も子もない。
インドでこのほど、陰湿なやり方で娘の彼氏を殺害した親が逮捕された。『Pipa』『Times Now News』などが伝えている。
■20歳男性が行方不明に
ネパールにも近いインド・ビハール州のバラウア村で6日、チョートゥ・ヤダブさんという20歳の男性が突然行方不明になった。
家族からの相談を受け、地元警察はヤダヴさんと周辺人間との関係について調査。その結果、ある女性の家族から交際を反対され、恨まれていたことを把握した。
■重要参考人宅で遺体を発見
警察は交際相手の女性の家へ向かい家宅捜索を行った結果、チョートゥさんの変わり果てた姿を発見。遺体は目立たない場所に隠されており、激しい暴行を受けたうえ、感電死の疑いもあった。
警察は交際相手の女性の父親であるディレンドラ・ヤダヴと実の息子、そして義理の息子の3人を殺人、死体遺棄および証拠隠滅などの容疑で逮捕した。
■力づくで自宅に連れ込む
厳しい取り調べのなかで容疑者らは集団暴行殺人の事実を認め、ディレンドラ容疑者は犯行動機について「娘はあの男にかなり熱を上げている。どう説得しても別れない様子に腹が立った」などと供述している。
彼らは、チョートゥさんの命を奪うことでふたりの交際を終わらせようと計画。男3人が力づくで彼の体をさらい、娘がいないときに自宅に連れ込んで暴行を加えたという。
■当事者の娘は…
なお、ディレンドラ容疑者の娘はこの事件のもう1人の被害者という立場だが、彼女は警察の聞き取りに対し、チョートゥさんとの交際を否定した。
たびたび電話をするなどして仲はとても良かったが、それを熱愛中ですでに深い仲と捉えるのは正しくはないとのこと。頭の固い父親の思い込みが原因で、事件が起きてしまった可能性も否定できないようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)