息子のぬいぐるみを取り戻すため川にダイブ 父親の制止振り切った母親の行動に賛否
母親のとっさの行動を「とても勇敢」「その気持ち、よく理解できる」と称える人もいるが…。
「火事場の馬鹿力」という言葉を聞くことがたびたびある。切迫した状況で窮地に陥った人は普段の120%の力が湧くという意味だが、ときにはそこに「母は強し」という言葉が組み合わさることも…。
英国でこのほど、そんな出来事があったことを『Mirror』が伝えている。
■突風でぬいぐるみが…
英国ドーセット州の、ウェストベイという町を流れるブリット川。すぐ南はイギリス海峡で、そのあたりの川幅は20メートル以上ある。
このほどその川で、家族とともに橋を渡っていたトミーくんという2歳の男の子が、突風にあおられ、抱いていたウサギのぬいぐるみを水に落としてしまった。
そのぬいぐるみはすでにクタクタだったが、トミーくんにとっては生まれたときからずっと親友のような存在だった。
■大切な親友の存在
父親のリチャード・ハーヴェイさんは、トミーくんをなだめ、何とかあきらめさせようと努めた。だが母親のルー・オースティンさん(27)は違った。
ぬいぐるみは常にトミーくんと一緒で、トミーくんはその子を抱いていなければ夜も眠れない。他のぬいぐるみでは代わりがきかないことを、ルーさんはよく知っていたからだ。