“ジブリの湯婆婆”鈴木敏夫、大量の本を集めるも… 「興味ない」ものとは

「鈴木敏夫とジブリ展」いよいよ東京で開催! 鈴木敏夫氏が思いや見どころを語った。

鈴木敏夫

30日、東京・寺田倉庫にて「鈴木敏夫とジブリ展」開会セレモニーが開かれ、スタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫氏が登壇。今回の展覧会や、自身の本との付き合い方について語った。


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■「捨てられない」性格

鈴木敏夫

鈴木氏は「子供の頃から色んなものを取っておく癖がある」そう。

「親からは捨てろって言われたんですが、幼稚園の時の帽子とか、小学校4年のとき某デパートで張り出された絵とか、6年生のときに『俺はもう絵は描かない、お前にやる』って言われた1枚の絵とか…そういう物を捨てられない性格だったんです」と笑顔に。

上京するときに全て持っていくように言われたといい、「(上京してからも)出版社に入る、ジブリに入る、色んな事があったんですが、その折々、他人から見たらどうでもいいけど自分にとっては大事なものを仕舞っておいたんです。今年の夏に74歳を迎えるんですが、年をとったことでこういった展示もやってもらえると思うと、良かったかなって気がします」と語る。

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■小さい頃から漫画部屋が

鈴木敏夫とジブリ展

展示の中には、自身の子供時代の部屋を再現したコーナーもあり、「僕の家は、名古屋で既製服の製造販売をやっていて、朝から晩まで忙しかったんです。だからか、漫画の月刊誌を幼稚園の頃から買い与えてくれた。一ヶ月に1冊、その漫画を繰り返し繰り返し読んで、1ヶ月後に新しく続きを読んで」と当時を振り返る。

「同時に、親父が四畳半の部屋を提供してくれた。そこに色んな漫画本を次から次へ置いて、部屋で漫画を読むのが好きだったんだけど…次第に友達も来て、漫画を追加してくれて。それが今日の僕の仕事に結びついたのかもしれない、そんな気がします」と微笑む。

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■本との付き合い方は?