ヤクルト1000入手困難な「本当の理由」に愕然 そんな事態になっていたとは…
本格的に人気に火がつき、入手困難の状態が続くヤクルト1000。同商品の供給がなぜこんなにも追いついていないのか、その理由をご存知だろうか…。
■「本当の理由」に思わず驚き…
まず『ヤクルト1000』の販売実績について尋ねると、昨年4月から今年3月にかけての実績では、じつに一日当たり114万7,000本も販売されていることが判明。
これだけでもじつに驚異的な数字なのだが、ヤクルトからは「今年4月から翌年(2023年)3月の予想は、一日当たり145万本としております」という補足も見られ、改めて同商品の人気ぶりに驚かされる。
そこで、本題に入る前に「これほどの人気が出た要因」を探ってみたところ、担当者はまず「厚生労働省による国民生活基礎調査によれば、現代人の多くがストレスを抱えているという結果が出ています。ストレスは『睡眠の質』を低下させる要因として知られていますが、ストレス社会といわれる現代において、睡眠に関する悩みも大きな社会課題となっています」と前置き。
続けて「そのような中で『ヤクルト1000』『Y1000』の機能がお客さまのニーズにお応えできている、またヤクルトレディによる商品説明等の地道な活動が商品の認知向上に寄与している、と考えています。ご愛飲頂いているお客さまが、これら商品の機能性(特に睡眠に関する機能)について体感され、その体感をSNSなどでご発信頂くことが多いのですが、ヤクルトレディの活動がそのような口コミの広がりを促しているのだと考えています」と、非常に具体的な例をあげつつ分析してくれたのだ。
そして、気になる入手困難の原因については前述の内容を踏まえ、「お客さまからの需要が当社の生産数量を上回っていると認識しています。『ヤクルト1000』『Y1000』は計画どおりの生産数量を維持しており、新型コロナウイルスやウクライナ情勢の直接的な影響は受けておりません」とキッパリ断言している。
■ヤクルトの真摯なメッセージ
どのような分野・業界でも、少なからずコロナ禍や国際情勢の影響を受けている昨今。
そんな中にあって『ヤクルト1000』がそうした影響を受けていないのは喜ばしい限りだが、逆にいうと「コロナや不安定な社会情勢」ですら崩せなかった供給バランスに、個々のユーザーの「欲しい」という純粋な欲求が何より大きな影響を与えているということで、やはり同商品の人気ぶりには目を見張るものがある。
今回の取材に際し、ヤクルトからは「現在『ヤクルト1000』『Y1000』ともに大変ご好評を頂いており、一部では新規のご注文をお受けできなかったり(ヤクルト1000)、一部の店舗では品薄の状態が続いています(Y1000)。お客さま、取引先さまにはご迷惑をおかけしており、申し訳なく思っております。一人でも多くのお客さま、取引先さまにお届けできるように今後も真摯に対応してまいりますので、引き続きよろしくお願いします」という真摯なメッセージが届いていることを特筆しておきたい。
なお、店頭販売がメインの『Y1000』については7月から増産を計画しているそうなので、『ヤクルト1000』の今後にも大いに期待したいものだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)