大久保嘉人氏ら元Jリーガーがドラマを彩る 綾野剛主演『オールドルーキー』
日本サッカー協会の全面協力のもと、 当時の日本代表ユニフォームでピッチを暴れ回る。
■「まさか撮影にも参加できるとは」
オールドルーキーに出演・監修する大久保氏からコメントが届いている。
大久保:サッカー監修のお話をいただいたときは、初めてのことだったので不安とワクワク感がありました。日曜劇場は、僕の子供たちもハマってよく見ています。その番組にまさか自分が監修だけでなく撮影にも参加できることになるとは想像もしていなかったので、とても楽しみでした。
主演の(綾野)剛くんは、サッカー経験がなかったので最初は不安でしたが、陸上をやっていたこともあってすぐコツを掴んでうまくなりました。彼はすごく研究熱心。サッカーの動画を見て、選手の動きを細かく研究していましたね。
それもあって、最初はアドバイスをしていたんですが、途中からはダメだったところを自分で分かるようになっていて。サッカーをやったことがない人が、ここまで短期間でできるようになるのはなかなか難しいと思います。
しかもボレーシュートって、Jリーガーの選手にとっても結構難しくて。身体能力もそうですけど、やはりドラマでいろいろな役をやっているので、飲み込みが早い。
そしてなにより、相当な努力をしてきたからこそできるようになったんだと思います。それもあって日本代表戦の出来栄えはかなり良かったです。
■「僕のキャプテンマークにも注目」
大久保氏:僕も現役を離れて間もないですが、スタジアムで試合をすることを懐かしいなと思いながら、楽しくプレーさせてもらいました。剛くんはもちろんですが、僕のキャプテンマークにも注目してください(笑)。
初めて日本代表のキャプテンマークをつけたので、みんなびっくりすると思います。このドラマはサッカー選手にとって、とても現実的な話です。サッカー選手って華やかに見えるので、辞めても大丈夫だ、と思われる人が多いと思うんです。
じつは全然そんなことなくて、苦しんでいる人が多いです。サッカーを続けたくても続けられない選手が、セカンドキャリアを歩むという再現度の高い“中身”の部分を見られる貴重なドラマだと思います。僕も撮影の現場を実際に見ていて、楽しいドラマになると感じています!
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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる)