あれ?  ”南アルプスの天然水”に見慣れない顔が… サントリーに「正体」を聞いた

昨年、サントリー天然水に北アルプスが仲間入りした。気になる違いは…。

2022/06/14 05:45

サントリー天然水

大自然よ、ぼくたちのピュアな部分になってくれ──。女優の石橋静河が自然の中で汗をかきながらごくごくと飲み干すCMでおなじみのサントリー天然水。

同社といえば、「南アルプスの天然水」があまりにも有名だが、見慣れない顔が仲間入りしていて…。

【写真】気になる「新種」の正体は…


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■20年に名称が変更

サントリー天然水の歴史は古い。1970年にサントリーがミネラルウォーター事業を始め、91年に一般消費者向けに「南アルプスの天然水」が発売された。

その後、南アルプス以外の水源でも生産を開始したことで、「阿蘇の天然水」や「奥大山の天然水」も販売。20年11月には、3つの商品を「サントリー天然水」として統一し、ラベルには「SUNTORY天然水 南アルプス」などそれぞれの水源が明記される形になった。

じつは、少し前に「新種」が爆誕していて…。

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■「北アルプス」もあった…

北アルプスの天然水

それが、サントリー天然水<北アルプス>。21年6月末から一部の地域で販売されている。

ネット上では、「今朝買ったお水が南アルプスじゃなくて北アルプスの天然水だった。初めて見た…!」「サントリーの南アルプスの天然水、いつのまにか採水地変わってて北アルプスの天然水になってた」「北アルプスの天然水あるの知らなかった」「南アルプスの天然水を売ってる自販機で買ったら出てきたのは北アルプスだった」など、発売から1年経って「変化」に気付いた人の声が散見された。

やはり、「南アルプスの天然水」のイメージがあまりにも強すぎるのかもしれない…。

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■ラベルに微妙な違いが

残念ながら都内在住の記者は、この商品を見たことがない。いったいどこで買えるのか、サントリー食品インターナショナルに問い合わせた。

「どの水源で製造された商品も『サントリー天然水』という1つの商品なので販売エリアは全国となっており、 記載のエリア以外で販売されることもありますが、現在北アルプス水源は長野・新潟に加え、東海・北陸エリアを中心に出荷・販売しています」(サントリー食品インターナショナル・担当者)。

よく見ると、<南アルプス>とはラベルに違いがあるという。「<北アルプス>は象徴となる山が飛騨山脈にある餓鬼岳(がきだけ)という山で、周りを飛んでいる鳥はオオルリ、花はシナノキンバイとなっております。 一方、<南アルプス>は象徴の山が赤石山脈北端にある甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)という山、鳥はルリビタキ、花はフクジュソウとなっております」(前出・サントリー食品インターナショナル・担当者)。

…と、文字だけ並べられてもピンと来ないだろうから、2つのラベルを見比べてほしい。すると、微妙に違いがあるのが分かるはずだ。

北アルプスの天然水

南アルプスの天然水


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■「やや甘さがある」

前出のサントリー食品インターナショナル・担当者によると、両者の味にも違いがあるという。

「<北アルプス>は硬度約10mg/Lで、やや甘さがあり清涼感がある味わいです。<南アルプス>は約30mg/Lで、まろやかさとキレがある味わいとなっております」(前出・サントリー食品インターナショナル・担当者)。

どちらも入手できたら飲み比べてみるのもありかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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