女性を圧死させた象が葬儀に現れ遺体を蹴り上げる 執念深さに人々は仰天
象たちは野生動物保護区で管理されているが、稀には列車に衝突する事故も…。
いったん怒りの火がつくと、その巨体で大暴れすることがある象。しかし、怒りの理由がわからないこともあるという。
このほどインドで女性が野生の象に踏みつぶされて死亡したが、その後にもとんだハプニングが起きたことを、同国の『NDTV』や『The Print』が報じている。
■自然豊かで野生の象が生息
インド・オリッサ州北東部のマユールバンジ地区で9日、野生の象が女性の体を踏みつけ、圧死させるという事故が起きた。
ベンガル湾に面しているオリッサ州は、水と緑と美しい大自然に恵まれ多くの野生動物が生息。象たちは基本的に野生動物保護区で管理されているが、列車に衝突する事故も起きている。
■井戸水を汲んでいたところ…
事故の現場はマユールバンジ地区バリパダ村の森林地帯で、地元警察は死亡した女性について、マヤ・ムルムさん(70)であることを発表した。
当時、ムルムさんは井戸で水を汲んでいたといい、病院に救急搬送され治療を受けたが帰らぬ人となった。
■驚きの攻撃性と執念深さ
ラズガバインドプール警察は、ムルムさんを襲った象について「付近のダルマ野生動物保護区から逃げ出したとみられる」と発表している。
なんと、その象はムルムさんの葬儀の場にも出現。いきなり遺体を踏みつけ、高く蹴り上げると去っていった。遺族や参列者は恐怖と怒りに包まれたが、その後、象が戻ることはなかったという。
■群れに襲われた事例も
付近では2021年12月にも同様の事故が起き、死者を出していた。ダルマ野生動物保護区から14頭もの象が群れで逃げ出したもので、サンブア・バークタさんという55歳の男性が犠牲になった。
なお、バークタさんと一緒にいた2人は何とか逃げることに成功し、無事だったという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)