スーパーマーケットに凶器を持ち込んだ男を強盗が脅迫 予想外の展開にSNSざわつく
凶器を奪われた男性が犯人に報復? 事件の顛末に人々は困惑している。
アメリカ・ミズーリ州セントルイスで先月27日、強盗による銃撃事件が発生した。銃を所持していた買い物客を脅し、持っていた銃を奪い取って犯行に及んだという。『Business Insider』『Huffington Post』などの海外メディアが報じた。
■銃を携帯したまま買い物
事件に関わった男は、半自動小銃のAR-15を所持したまま、スーパーマーケットを訪れていた。銃を周囲から見えるように携帯(オープン・キャリー)していたが、特に不審な行動を取ることもなく店を出ている。
しかし、店の外で強盗に武器をつきつけられ、持っているAR-15を渡すように要求されたという。
■強盗に銃を渡してしまい…
男性は強盗に銃を渡したが、自分の車から別の銃を持ち出して現場に戻ると、先ほど銃を奪った強盗に向けて発砲し、銃撃戦となった。その場に居合わせた人々も銃撃に巻き込まれ、無関係の市民2人が撃たれたほか、最初に銃を奪った強盗の男は何発かの銃弾を受けた。
警察当局の発表では、警察官が現場に駆けつけた時には強盗は血を流して倒れており、瀕死の重体だったという。
■相次ぐ銃撃事件に募る不安
テキサス州ユヴァルディの小学校で20人以上が亡くなった銃撃事件から、わずか3日後の出来事ということもあり、アメリカでは銃犯罪の増加を懸念する声が数多く上がっている。
国民の数よりも銃の数のほうが多いと言われる「銃大国」とはいえ、多人数を殺傷することが可能な銃器を、個人がたやすく入手・携帯できることに疑問を感じる人も少なくない。
小学校を襲った銃撃犯が使用していた銃は、今回の銃撃事件で使用されたものと同じ、半自動小銃の「AR-15」だった。
■双方の行動に疑問符
SNSでは、銃を脅し取った強盗の行動に対して「AR-15を持った男を脅そうとするなんて正気じゃない」「自分が撃たれるとは思わなかったのか」といったコメントが寄せられている。
また、「買い物に行くのにライフルは必要?」「彼が銃を持っていなければここまで酷いことにはならなかった」など、銃を持ち込んだ男の行動を疑問視する声も見られた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)