バイアグラ過剰摂取で20日間興奮状態の新婚男性 手術するも完治はせず…
どんな薬も、必ず指示された処方量を守ることが大切だ。
何事もほどほどに、やり過ぎは禁物だ。結婚してまだ数ヶ月という幸せの絶頂期にあった新婚男性の身に、このたび起こった情けなくも恐ろしい悲劇を、インドの『Indiatimes』や『NEWS18』が報じている。
■友人に相談したところ…
とんだ悲劇は、インドの北部ウッタル・プラデーシュ州のプラヤグラジに住む新婚男性に起こった。
結婚してまだ数ヶ月だというにもかかわらず、男性には「勃起不全」という悩みがあった。そこで友人に相談すると、バイアグラ(シルデナフィル)の服用を勧められ、病院を受診してその薬を入手したという。
■20日間興奮が続く
男性は高い効果を期待するあまり、処方された量の約4倍にあたる200ミリグラムものバイアグラを飲み続けてしまった。過剰摂取が続いたことで男性の性器はなんと20日間にわたり興奮状態になり、心身ともに全く落ち着かなくなってしまったという。
男性が絶えず体を求めてくることに新妻は呆れ、苛立ち、ついに男性を家から追い出してしまった。
■手術は受けたものの…
実家に戻って来た男性に両親は困惑し、新妻の元に戻るように説得。妻は渋々ながら、夫を再び受け入れた。
だが絶え間ない興奮状態に病的なものを疑い、男性は病院を受診することに。驚いた医師はバイアグラの過剰摂取を厳重注意し、さらに勃起時に血液が充満する陰茎海綿体に、人工軟骨を埋め込む「陰茎プロステーシス手術」を行った。
手術は成功し、今後の子作りにも支障はない。だが、人工的に勃起の状態を継続させる治療法であるため、今後はきつい布を巻き付けるなどして膨らみを隠す必要があるという。
■視力に異常をきたした例も
バイアグラにまつわる悲劇は2019年1月、アメリカ・マサチューセッツ州に住む50代の男性にも起こっていた。男性は、推奨用量の10倍のバイアグラを一気に摂取したことで徐々に視力が低下し、視界にドーナツのようなリングが見えるようになったという。
男性は眼科で、「網膜色素変性でしょう。残念ながらこの治療法はいまだ解明されていません」と説明されたそうだ。バイアグラは網膜に影響するといい、使用中に光が見えると訴える患者もいるという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)