ゴキブリによく効く殺虫剤があった… ゴキラボに聞いた「目からウロコの対策」

この時期に悩みの種となるゴキブリ。対策について聞いてみると…。

2022/06/11 03:30

ゴキブリ

6月になって1週間──。関東甲信では6日に梅雨入りが発表され、じめじめした蒸し暑い日が続くことが予想される。

暑くなってくると、心配なのがゴキブリだ。じつは、目からうろこのゴキブリ対策があって…。

【写真】「2つの機能」を持つ殺虫剤


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■嫌悪感を抱く人が多い

ゴキブリ

チャバネゴキブリ

誰もがご存知、ゴキブリは熱帯地方を中心に全世界に生息している。日本では、一般家庭でよく見られる黒褐色のクロゴキブリ(イラスト上)や飲食店などで見かける茶色のチャバネゴキブリ(イラスト下)がおなじみだろう。

グロテスクな見た目と逃げ足が速く、殺虫剤をかけてもなかなか死なない「生命力」の強さに嫌悪感を抱く人も多い。余談だが、5月下旬、記者の家でもチャバネゴキブリが現れ、退治し損ねて未だに発見に至っていない…。

ネット上では、「今頃になるとチョロチョロと台所辺りに出まくる」「寝てるときに近づいて来たが足音で気がつき拳で粉砕してしまった」 「部屋にゴキブリを発見し、駆除を試みたところ本棚の裏に逃げ込みそのまま立てこもっている様子」など、ゴキブリに頭を悩まされている声が多数見受けられた。

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■侵入経路をふさぐ

シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、ゴキブリ対策で有名なゴキラボ編集長の和田麻里さんに話を聞いた。和田さんはゴキブリの侵入経路をふさぐことが大切だと指摘する。

「窓、玄関、排水口の配水管が通るところなどにホウ酸団子などのベイト剤を置きましょう。可能であれば養生テープですき間や穴をふさいでしまったほうがいいです。家の中にゴキブリが出た場合、くん煙剤やワンプッシュタイプの殺虫剤を使うと一時的にいなくなりますが、持続的な対策には向かないので、気になる人はベイト剤を使いましょう。隠れ家となる暗くて湿気が多く、狭い場所に置いたほうがいいです。台所なら冷蔵庫、電子レンジの下、シンク下の収納。あと押入れの中やテレビの裏などにも置きましょう」(ゴキラボ編集長・和田さん)。

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■よく効く殺虫剤は…

殺虫剤を買おうとドラッグストアに行くと、種類が多くてどれを買えばいいか迷う人も多いだろう。ゴキブリによく効く殺虫剤についても聞いた。

「即効性とまちぶせ効果のある殺虫剤を選んだほうがいいでしょう。かけたらすぐに死ぬ即効性という点では、殺虫剤で大きな違いはありません。

ただ、このタイプの殺虫剤のすごいところは、侵入経路となる玄関などに撒いておけば、そこにきたゴキブリの肢に液がつき、グルーミング(動物が行う毛繕い行動)するゴキブリの習性によって残効性のある成分が体に付着し、死に至ることです。死ぬまでに少し時間はかかりますが、効果は期待できますよ」(前出・和田さん)。

ゴキブリ

殺虫剤の合成殺虫成分が気になる人もいるかもしれないが、そういう人におすすめなものも…。

「赤ちゃんやペットがいて合成殺虫成分が気になる方は、アース製薬のゴキブリを凍らせるスプレー『ナチュラス凍らすジェット ゴキブリ秒殺』もいいでしょう。

ゴキブリを凍らせて動きを止め、ハッカ油の効果でやっける殺虫剤です。凍らせるタイプのスプレーは、ただ凍らせて動きを止めるだけで駆除までできないタイプもありますが、アース製薬のスプレーは凍らせてきちんと殺すことができます」(前出・和田さん)。


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■「あの説」も聞いてみた

昔から「ゴキブリは一匹見たら百匹いる」と言われるが、本当なのだろうか。前出の和田さんはあくまで「可能性がある」ととどめる。

「一匹のメスゴキブリは卵を約10個生みます。卵蛸(らんしょう)と呼ばれる卵の中にはさらに小さな卵が20前後入っています。つまり、卵蛸が5個あるだけで100個になるということです。ただ、すべての卵が孵化するのは条件的に難しく、あくまで計算上の話になります」(前出・和田さん)。

夏本番を迎える前に、ゴキブリ対策は1日でも早く始めたい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人 取材協力/シェアリングテクノロジー・ゴキラボ編集長・和田麻里さん

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