このガシャポン、不良品と思いきや… 前代未聞の正体が「天才の発想」と話題に
ガシャポンのカプセルを開封すると…。実現不可能と思われた「人体の謎」をスマートに解決していたことが判明したのだ。
アニメや漫画作品などで重要となってくるのが、演出的な表現。たとえ現実世界では実現不可能な出来事であっても、大抵の事象は「演出だから」で納得できてしまう。
しかし以前ツイッター上では、「絶対に実現不可能」と考えられていた演出が三次元にやって来たことに対し、称賛の声が多数寄せられていたのだ。
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■ガシャポンを見て感動…?
注目を集めていたのは、ツイッターユーザー・思想肉さんが投稿した一件のツイート。
投稿には「パワプロくんのガチャ“浮いてる足”をこう表現するとは…発想の勝利すぎる」と、感動に満ちあふれた様子の文言が綴られており、添えられた写真に目をやると、そこには大人気野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』(以下、パワプロ)シリーズのキャラクターをデザインしたカプセルトイの様子が収められていた。
一見すると何の変哲もないカプセルトイのように思えるのだが…果たして、思想肉さんは何に対して感動しているのだろうか。
■パッと見で気付かないのが既に凄い
主人公・パワプロくんを筆頭に、同作に登場するキャラたちは「パワ体」とも呼ばれる非常にユニークなデザインをしているのが特徴的。例えば手の形は丸く、顔には鼻や口がなく、かつ二頭身…といったようなデフォルメが施され、胴体と足が離れて「浮いている」ように見えるのもポイントだ。
そうした情報を頭に入れ、改めて件のカプセルトイをよく見ると…なんと「胴体と足が離れた状態で立つ」という三次元世界では実現不可能な離れ業が、再現されていることに気付かされる。
そう、各キャラたちは胴体と足が繋がっていない代わりに「手と足をくっ付ける」ことで、原作デザインを見事再現して見せたのだ。
通常であれば「パーツ同士が連結していない」状態は不良品となってしまうため、そうした常識に囚われていてはこの考えに至れないはず。まさに『パワプロ』ならではの「逆転の発想」である。
この革命的ともいえるデザインセンスは見た者に衝撃を与えており、件のツイートは投稿からわずか数日で1万件以上ものRTを記録。また、他のツイッターユーザーからも「これは天才の発想」「こういう仕組みになってたのか…欲しいな」「確かに感動するわ」といった称賛の声が多数寄せられていたのだ。
果たして、こちらのデザインはどのような経緯で誕生したのだろうか。過去にも魅力的なカプセルトイ商品を多数展開してきた「バンダイ」の開発担当者に詳しい話を聞いたところ、驚きのエピソードが明らかに…。