23年間ポテトチップスしか食べられなかった女性 催眠療法で「新鮮な食べ物」に感動
他の食べ物は受け付けず、ポテトチップスだけ…。超偏食で生きてきた女性が、催眠療法で苦手を克服?
人生のほとんどの食事をポテトチップスで済ませていた女性が、「催眠術」によって初めて適切な食事を取ることができた。『Newsweek』『Westside Gazette』などの海外メディアが報じている。
■お弁当もポテトチップス
イギリスのコベントリーに住む25歳のゾーイ・サドラーさんは、幼児の頃から23年間、バターを塗った白パンに、チーズとオニオン味のポテトチップスを食べ続けている。
食べ物を口に入れるのを嫌がる赤ん坊だったというゾーイさんが口にできたのは、柔らかくなるまで吸っていたポテトチップスのみ。小学校に通うようになっても、お弁当はポテトチップスのサンドイッチで、毎日それだけを食べていたという。
■他の食品は興味なし
同じポテトチップスであれば、時々違うフレーバーを試してみることもあるというゾーイさん。一般的な食べ物のほとんどに興味を示さず、「あまり食べたいものがないので、私にとってクリスマスはいつも大変でした」と過去を振り返る。
しかし、1日に2袋のポテトチップスを食べる生活が体に良いはずもなく、本格的に体調を崩してしまった。
■催眠術で苦手を克服
3年前に多発性硬化症を発症し、いよいよ栄養状態を改善することを決心したゾーイさんは、セラピストであり催眠術師でもあるデイビッド・キルマリーさんに助けを求めた。
彼のもとで2時間の催眠療法セッションを2回受けた後、生まれて初めて新鮮な果物や野菜の味を楽しむことができたという。
すっかりポテトチップス以外も食べられるようになったゾーイさんは、「イチゴの素晴らしさは忘れられません。他にもたくさんの食べ物を試すのが楽しみです」と喜んでいる。
■食生活に驚きの声
このニュースにSNSでは「どうやって今まで生きてこれたんだろう」「他の物も嫌々食べていたのかな」「彼女の両親は恥じるべきだ」などの声が寄せられている。
なお、デイビッドさんは「例え運動などで健康を保っていても、ポテトチップスのサンドイッチだけの食事で生活するのは危険です」とコメントしている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)