インド初の女性戦闘飛行士が誕生 男社会の軍隊に新たな歴史を作る
インド軍で初の女性戦闘飛行士が誕生。多くのインド人女性に感銘を与えたことだろう。
インド軍で最初の女性戦闘飛行士が誕生し、軍の歴史の中で偉業を成し遂げたことが、現地メディア『News Nine』で報道された。
■インド軍の戦闘飛行士とは?
5月26日、インド・ハリヤナ出身の女性アビラシャ・バラクさん(26)が、インド軍で初の女性戦闘飛行士となった。
戦闘飛行士とは、主に飛行小隊や陸軍ヘリコプターを使用して作戦を指揮し、軍の中枢と言えるポジションだ。その他、戦場へ軍隊や物資の運搬を指揮することもあれば、戦闘訓練センターや学校で新人を指導することもあるという。
■軍の歴史で女性初の快挙
アビラシャさんは、2016年に難関のデリー工科大学に入学、電子通信工学科を卒業し、アメリカの経営コンサルティング会社であるDeloitteに就職した。
退職後はインドに戻ってチェンナイの将校訓練学校で訓練し、2018年にインド軍に入隊。陸軍防空隊に所属している間に派遣司令官に選ばれ、その後、戦闘飛行士として陸軍航空隊に加わったインドで最初の女性将校である。
女性初の戦闘飛行士になることにより、女性軍人の前に立ちはだかる男性社会の障壁を突破したとも言え、インド軍の歴史の中で重要な偉業を成し遂げた。