馬車を居眠り運転した男が逮捕 「馬が家路を知っているはず」と警察は苦笑い
深夜に酒気帯びかつ居眠り運転していた「馬車」を、パトカーがゆっくり追跡。馬には警察も強く出られない?
泥酔するまでお酒を飲んで馬車に乗っていた男が座席の上で眠ってしまい、警察の追跡対象に。この一幕が、ネット上で話題を集めている。『FOX News』『New York Post』などの海外メディアが報じた。
■深夜の車道に馬車が
報道によると、アメリカ・オハイオ州アシュタブラの保安官であるマイク・タルバートさんは、夜中の2時43分頃に道路を走っていた馬車を止めようとして声をかけた。
警察は馬車を見た人からの通報を受けて、出動していた。しかしパトカーから声をかけるも運転手の反応はなく、保安官は「運転手の男は完全に意識がありませんでした」と語っている。
■運転手は酩酊状態
座席にはビールの空き缶が落ちていたため、警察は運転手が酔って居眠りしてしまったと判断。馬を怯えさせないようサイレンを鳴らさず、低速で追跡を行った。
複数のパトカーが進行方向を塞ぎ、馬車はようやく停止した。目を覚ました運転手の呼気からはアルコールが検出され、男は酒気帯び運転で逮捕・起訴されたという。
■警察も馬には強く出られず…
警察当局が公開したボディカメラの映像には追跡の一部始終が記録されており、深夜の道路上を悠々と馬車が通り過ぎていくシュールな光景が繰り広げられていた。
また、保安官が声をかけても運転手は一向に起きる気配がなく、その身を案じながらも保安官が「馬は家に帰る道を知ってるだろう」と苦笑している様子も映っている。
■安全のためにも人は必要?
ソーシャルメディア上では「男は馬に運転を任せていたんだよ」「馬は賢いから任せておいたら勝手に帰るでしょ」と、男性を養護する声も上がっている。
一方で「馬車には制御する人間が必要」「馬は交通標識は読めないからね…」「ぶつかられたパトカーはいい迷惑」などの意見も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)