松屋のプーパッポンカレーがウマすぎた 「魔法のソース」を入れたら最高の一杯に…
松屋の新メニュー・プーパッポンカレー。食べてみると、松屋らしさを感じる味付けで…。
■カレーへの熱量が高い
松屋がカレーに力を入れているのは、ご存知の通り。定番の創業ビーフカレーやハンバーグカレー、さらに5月2日には、期間限定メニューだったごろごろ煮込みチキンカレーがレギュラー化するなど、並々ならぬ熱意を感じる。
今回新たに仲間に加わったプーパッポンカレーは、タイ料理。カニと卵にココナッツミルクや唐辛子などが入っていることで有名だ。
松屋では、このカレーをご飯に合うようアレンジしている。価格は並盛りで690円。
■運ばれた瞬間、香りが…
タイ料理店に行ったらほぼ毎回、プーパッポンカレーを食べる記者としては食べないわけにはいかない。発売から数日後、都内の松屋に足を運んだ。
運ばれてきた瞬間、松屋で経験したことのない匂いが立ち込める。カニとスパイスが合わさった独特の香りだ。
具材は卵とカニ、玉ねぎ、アスパラが入っている。本場のプーパッポンカレーだと、カニが殻ごと入っていることが多いが、松屋はほぐしたむき身が使用されている。一口食べてみたところ、やはりカニの風味が強いが、干しエビの旨味も効いていておいしい。
■ご飯が進む味付け
ふわふわした卵がたっぷり入っていて、ココナッツミルクと合わさり非常にコクがある。本場のものは甘みが強く、スパイスも効いているが、松屋は塩気が強めだ。
松屋は牛めしでも定食でも、しっかりした味付けでご飯が進むことに定評がある。今回のカレーでもそうした強みが現れているのだろう。タイ料理独特のスパイスに苦手意識のある人もいるかもしれないが、松屋のプーパッポンカレーはそういう人でもおいしく食べられると感じた。
■「何に入れてもおいしい」ソース
半分ほど食べたところで味変。ごろチキカレーのときも使った卓上にあるバーベキューソースだ。
本来、このソースは牛焼肉定食の肉にかけるのが一般的だろう。じつは、このソースは生卵に入れて牛めしに入れるとコクが増し、サラダにかけるとパンチが加わり、カレーに入れると辛さをマイルドにする、どんなメニューもおいしくする「魔法のソース」なのだ。
今回も例外ではなかった。フルーティーなソースによって、カレーの味を邪魔することなく、絶妙な深みが加わり、最後まで食べる手が止まらなかった…。
松屋の公式ホームページを見ると、プーパッポンカレーは「一度食べたらクセになるエスニックの沼へようこそ」と形容されている。この文言に偽りはなく、口に運べば「沼落ち」すること間違いなしだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)