タバコ中毒の女性が「吸うたびに手が震えた」 妊娠生活の葛藤と罪悪感を告白
タバコやお酒、食事制限など、妊婦は我慢も多い。ストレスを溜めないことが一番だが…。
女性は妊娠すると、タバコやお酒はやめねばならず、場合によっては趣味や仕事などの制限も多い。そんな中「妊娠してもなお、タバコを止められなかった」という女性の告白が注目を集めている。イギリスの『The Sun』が報じている。
■毎日タバコを20本
世界でも喫煙率が高いイギリスでは、喫煙女性の10人に1人が妊娠してもなお、タバコを止められないでいる。ロンドン在住でライターのメル・ファロウフィールドさん(49)もそんな1人だ。
メルさんは2006年、モーリシャスへハネムーンに行っていた最中に、長男の妊娠が発覚。ただちにカクテルをはじめ、つまみのナチュラルチーズや生ハムを食べないよう注意した。しかしメルさんは当時、毎日20本を吸うタバコ中毒だったのだ。
■喫煙のリスクを理解するも…
彼女は「妊娠中の喫煙は、早産、流産、低出生体重や乳幼児突然死症候群の可能性が高まることも十分理解していました」とメディアに話す。
にもかかわらず禁煙できなかったメルさんは、「不安でタバコを吸うたびに手が震えた」そうで、ついに担当の産婦人科医に泣きながらそのことを伝えた。
すると「ヘビースモーカーにとって、突然の禁煙が一番のストレスとなり、それが胎児にも影響します。まずは減らすことから始めましょう」とアドバイスを受けたという。
■長男は7週早く誕生
その後も催眠療法に通いながら、あらゆる方法で禁煙を試みたメルさん。ついに1日5本にまで減らすことができたものの、やはり罪悪感でいっぱいだったそう。
そして妊娠31週目で、ようやく禁煙に成功。それから2週間後、長男のエドくんが予定日より7週早く誕生した。体重は2,800グラムあり、担当医からは「安心してください。十分大きくて元気な男の子ですよ」と伝えられたという。
■乳がんが発覚
しかし出産から数週間で、メルさんは喫煙を再開。その3年後に次男を妊娠した。「普通の妊婦さんは喜びや幸せでいっぱいなのに対し、私は不安と恐怖しかなかった」と彼女は振り返る。
そして再び催眠療法に通ってみると、禁煙は見事に成功し、次男のバーティーくんは37週目に、3,260グラムで誕生した。だが2017年、そんなメルさんに悲劇が襲った。乳がんを患っていることが発覚したのだ。
■タバコは全身に影響
現在はがんを克服し元気に暮らすメルさんは、「乳がんが発覚して、ようやく完全に禁煙できたのです。妊娠中はできなかったのに…」と明かす。
そんな最愛のエドくんとバーティーくんも、すでに15歳と12歳。メルさんは「息子たちは私の誇り。彼らが健康でいてくれることに、永遠に感謝しています」と話している。
妊婦だけでなく、タバコは人々の健康を害す最も大きな原因の1つだと言われている。呼吸器系から循環器系など全身に影響し、また周囲の人へも被害を及ぼすことから、やはり吸わないことが健康への一番の近道なのだろう。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)