米ケンタッキーのスタッフが誘拐事件の解決に一役 市民から「まさに英雄」と称賛
容疑者は暴力的な男で、凶器も所持していた。
店で差し出されたメモを見て、客が誘拐事件の被害者であることを知ったスタッフ。そこで速やかに警察に連絡し逮捕に貢献していたことを、『Fox News』などアメリカのメディアが報じている。
■こっそり救いを求めた女性客
アメリカ・テネシー州のケンタッキーフライドチキン(KFC)に、ある女性が男と一緒にやって来た。このとき女性はひとりのスタッフにそっと近寄り、男にバレないようこっそりメモを差し出した。
「男に誘拐されました」「どうか助けてほしい」という内容を読み驚いたスタッフは、客らには気づかれないようこっそり通報。女性の状況について説明し、すぐに来てほしいと依頼した。
■逮捕に貢献したスタッフ
ふたりの容姿や特徴をKFCのスタッフに聞いた警察官たちは、店に急行。必要な情報を事前に得ていたことから、店に入るなりふたりを特定することに成功した。
男は警察官が来たことに気づき逃げ出したが、すぐに追いつかれ身柄を確保された。逮捕された男は、現在23歳。別の州からバスで会いに来た女性とけんかになって暴力をふるったうえに誘拐し、帰りたがる女性を銃で脅していたことも明らかになった。