オムツフェチの父親が子供と面会禁止に ズボンからハミ出た姿で学校にも…
理解されるフェチか、そうでないフェチか。「ある程度の理解が必要」という意見もあるが…。
匂い、筋肉、血管、髪の毛など、フェチ(フェティシズム)を持っている人がいる。しかし、それが奇妙なものだと世間から気味悪がられてしまいがちだ。
「おむつフェチ」のせいで離婚に至ったオーストラリアの夫婦の話題を、『NDTV』や『India Times』などの海外メディアが報じている。
■オムツをはきたがる夫
話題になっているのは、しっかりとした交際期間を経て結婚したオーストラリアに住む夫婦。子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていたように見えた。
だがふとしたとき、妻は夫が子供用のオムツを異常なほど大量に買ってくることに気付いた。その行為は次第にエスカレートし、夫は自宅でオムツを着用するようになったという。そして2019年のある日、妻の堪忍袋の緒がついに切れる「事件」が起こってしまった。
■オムツが見える姿で学校へ
夫は子供の送迎で頻繁に学校に出入りしていたが、あるとき着けていたオムツがずれてきて、履いているズボンからハミ出した状態で歩いていた。
それを知った妻は、「子供たちを傷つけないため」として法的措置に出ることを決意し、夫を提訴。そして昨年、裁判所は彼に子供と今後一切の面会を禁止すると言い渡した。しかし、夫は「子供たちに危険を及ぼしていない」と主張し、その判決をくつがえすべく上訴した。
■「今後の子供の成長に悪影響」
そして先月12日、裁判所の判事は「一緒に過ごすと、子供たちが彼の奇妙なフェチにさらされることは避けられない。成長に悪影響を及ぼす」と述べ、面会禁止という第一審の判決を支持した。
夫はこの件に対し、「フェチを持つ者に対する差別を強く感じる。マイノリティに対する尊重がない」と強く非難している。なおプライバシー保護の観点から、夫および妻の名は明らかになっていない。
■匂いフェチは多い?
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に実施した調査で、「匂いフェチ」を自覚する人は、20代を中心に女性のほうが若干多いことがわかった。
匂いフェチについては、人はパートナーを選ぶ際、無意識かつ本能的に「体臭」で嗅ぎ分けているという説もあることから、他人に迷惑をかけないなら、周囲もできるだけ理解を示すべきなのかもしれない。
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文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)