実写『バービー』にAqua「愛しのバービーガール」未使用で波紋 原因は歌詞?
バービーと言ったら多くの人が思い浮かべるあの名曲。実写映画には使用されず、過去には歌詞を巡って訴訟沙汰に…。
2023年夏に公開を予定しているワーナー映画『バービー』に、かの有名な楽曲『Barbie Girl(愛しのバービーガール)』が使用されないことがソーシャルネット上で波紋を呼んでいる。『Variety』『MovieWeb』などの海外メディアが報じた。
■豪華キャストで送る実写版バービー
マーゴット・ロビーが主演を務める実写映画『バービー』は、4月26日にラスベガスで開催されたシネマコンでファーストルックと公開日が発表された。
本作のキャスト陣には恋人ケン役のライアン・ゴズリングのほか、アメリカ・フェレーラやウィル・フェレルといった豪華な顔ぶれが名を連ねている。
■メガヒットしたポップソング
バービーはアメリカのおもちゃ会社マテルが販売する着せ替え人形で、日本でもリカちゃん人形などと肩を並べて根強い人気を誇っている。
1997年にデンマークのポップバンドAqua(アクア)が「愛しのバービーガール」を歌うと、曲はビルボードTOP10に入り、CDはミリオンセールを記録するほどのヒットを記録した。
この曲が映画の中で聞けることを望む声は大きいが、どうやら現状ではその希望が叶う可能性は低いようだ。
■曲が使われない理由
映画の発表を受け、Aquaのリードシンガーであるルネ・ニューストロンのマネージャーはメディアのインタビューに「この曲は映画では使用されません」と答えた。
マネージャーは曲が使われない理由について詳しく語らなかったが、同バンドは過去にマテルと険悪な関係だったことから、ファンの間では様々な憶測を呼んでいる。
■過激な歌詞が原因で訴訟も
マテルは同曲に含まれる「ここにキスして、そこに触れて」などのフレーズがイメージにふさわしくないとして、2000年にはレコード会社に対して訴訟を起こしている。しかし、その後は態度を軟化し、2009年には同楽曲の一部の歌詞を変更し、バービーのCMに使用したことも。
現在、再び冷え込んでしまった両者の関係にSNS上では「バービーと言ったらこの曲でしょ」「この曲無くして映画は完成しないよ」などのコメントが寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)