凶暴な犬の処分をめぐるトラブル 祖母が孫を逆恨みし提訴する異例の事態に
祖母の飼い犬に襲われ、大怪我を負った孫。犬が殺処分され孫を逆恨みした祖母と孫である女性が裁判で争い…。
孫は目に入れても痛くない。そんな愛情たっぷりの祖父母も多いが、中にはペットのほうが大事な人も…? ある祖母が信じがたい行動に出ていたことを、『The Daily Star』など海外のメディアが伝えている。
■雨の日の惨劇
カナダで暮らす現在29歳の女性が、2003年10月26日に悲惨な目にあった。祖母が飼っていた大型犬数匹を「庭に出してやって」と命じられ従ったというが、女性は滑って転倒。それを見た犬に襲いかかられ、至るところの肉を噛みちぎられ重傷を負ったのだ。
これに気づいた祖父が女性を病院に連れていき治療を受けさせたが、祖母の態度はあまりにも冷たかった。
■信じがたい指示を孫に…
「もし当局に真実を知られたら、犬は殺処分されてしまう」。そう考えた祖母は「犬が喧嘩になったので、引き離そうとした」「そのときに襲われた」と当局に嘘をつくよう女性に指示した。
しかし、女性が勇気を出し事実のみ語ったところ、犬は祖母が恐れていたとおり殺処分された。これにショックを受けた祖母は、孫である女性を逆恨みし許せなくなった。