70歳男性が100メートルを13秒台で駆け抜け 最強で最高にかっこいいと話題
59歳から陸上を始めた70歳の男性。見事なフォームで走り切ったその姿に、割れんばかりの拍手と歓声が会場に鳴り響いた。
男性の100メートル走の平均タイムは、20代で14~15秒台といわれ、それ以降は年齢とともにタイムも遅くなっていく。しかし、アメリカに住む70歳男性がこのたび驚異的なスピードを記録し、アスリート界で話題となっている。『NEWS18』『news.com.au』などの海外メディアが報じている。
■歴史ある陸上競技大会で
先月28日、ペンシルベニア州のフィラデルフィアで開催された陸上競技大会『ペン・リレー』の100メートル走に、マイケル・キッシュさんという70歳の男性が選手として出場した。
同大会は1895年から開催されている、国内では最古かつ最大の参加者を誇る陸上競技大会。高校生から高齢者まで、毎年世界中から15,000人もの選手が参加するという。
■完璧なフォームで1着に
そんな由緒ある大会に出場したマイケルさん。スタートを切るやいなや、周囲を大幅に引き離し、70歳とは思えない完璧なフォームを崩すことなく、見事1着でゴールした。
タイムはなんと13.47秒。観衆も大盛り上がりで、割れんばかりの拍手と歓声が会場に鳴り響いた。日本の男子中高生でも100メートル走の平均タイムは14秒台。いかにマイケルさんが速いかが伝わってくる数値だ。
■59歳から陸上を始め…
記録的なタイムをたたき出し、ひときわ脚光をあびたマイケルさんだが、陸上を始めたのはなんと59歳のときだった。友人から「ニュージャージー州でシニア・オリンピックが」と教わり、大きな刺激を受けトレーニングを始めたそうだ。
そして60代前半から各地の陸上大会に出場。2018年にはスペイン・マラガ市で開催された、『世界マスターズ・陸上競技大会』のリレーメンバーにも選出された。
■「僕の運転より速い」
マイケルさんの快走の様子は瞬く間に世界中に拡散され、「こんなかっこいいおじいちゃん見たことない!」「僕の運転より速いじゃないか!」といった感動と称賛の声であふれた。
また「何かを始めるのに、遅すぎることはないんだろうな」と、マイケルさんに勇気づけられた人も多い様子。驚いたことに、マイケルさんのタイムは50代部門で優勝した男性選手(55)よりも速いという。
■100mを13秒台で走る最強の老人
Michael Kish wins Penn Relays 70-year-old 100m race in 13.47!! 🤯
📺: https://t.co/PVPuMyyitJ pic.twitter.com/Cyrn2toBDa— FloTrack (@FloTrack) April 28, 2022
・合わせて読みたい→武井壮、「努力したって無理」の声に反論 「今より凄い自分になるためだ」
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)