女性が産休中に解雇され知らずに職場復帰 黙秘の上司に賠償金500万円命令
育児に奮闘する部下に「クビだ」となかなか言い出せず…。上司の余計な気遣いが仇になった。
「産休が終わったら職場に戻ろう」。そう考えていた女性が知らぬうちに解雇されていたこと、その後に会社ともめたことなどを、『The Sun』など海外のメディアが伝えた。
■産休をとった女性
2017年3月のこと、イギリスで暮らすアナスタシアさんは産休に入った。だが、その後もたびたび職場にメールを送り、2018年3月には職場に復帰したいと連絡していたという。
しかし、一度も返事がこなかったため、アナスタシアさんは「復帰する日を楽しみにしています」という内容のメッセージを送信。復帰する気持ちがあることを改めて伝えた上で、「産休中の職場の様子につきお知らせください」ともリクエストしたのだという。
■いきなり知らされた解雇
産休を経てアナスタシアさんは職場に戻ったが、そこで「あなたの仕事はもうありません」と告げられ大変なショックを受けた。
解雇につき知らせなかった理由について、上司は「産後の幸せな気持ちを台無しにしたくなかった」などと説明。この突然の展開にアナスタシアさんは動揺し、不安症状に悩む日々を過ごすはめになってしまった。
仕方なく医師に相談しながら再就職を目指したが、思うようには進まず失業手当が必要になった。