13歳の天才少年が大学卒業に続き博士号取得へ 「最終目標は大学教授になること」
勉強以外の時間は、友人とゲームで遊ぶことが大好きだという。
物理と数学の道を極めるべく、日々勉強に励む天才少年がアメリカ・ミネソタ州にいる。13歳にして大学卒業という快挙の話題を、地元メディアの『abc13 News』『abc5 KSTP』などが伝えた。
■超飛び級の13歳少年
話題となっているのは、ミネソタ州セント・ルイスパーク在住のエリオット・タナーくん。研究機関型州立総合大学である州立ミネソタ大学ツインシティー校にて、「超飛び級」として勉学に励んできた弱冠13歳の天才少年だ。
物理学と数学を専攻していたエリオットくんが、5月に無事卒業する見込みだとメディアが発表し、世間をわかせている。
■高エネルギー物理学が大好き
エリオットくんのここまでの成績の平均点「GPA」は、3.78点とのこと。日本の中高教育の5段階評価でいうと、オール4プラスいくつかの5が必要になる。
これまで学んできたなか、エリオットくんが最も興味を持ったのは高エネルギー物理学。その理論物理学者となるべく博士号取得を目指し、卒業後は同大学の大学院に進むことが決まっている。
■2歳で文字を読めるように
エリオットくんはメディアの取材に、「自分自身、信じられないほどの情熱とともに、物理学の世界にのめり込んでいると感じます」「最終目標はミネソタ大学の教授になることです」と宣言している。
母親のミシェル・タナーさんは「息子は2歳で文字を読めるようになり、3歳前に数学を学び始めました」「その後、数年間のホームスクーリングで高校のカリキュラムを2年で修了し、9歳でノルマンデール・コミュニティカレッジへ。そこで準学士号を取得し、ミネソタ大学に編入しました」と話した。
■奨学金は条件をクリアできず…
成長が早すぎると驚かれることが多いエリオットくんだが、友人と『ダンジョンズ&ドラゴンズ』やボードゲームで遊ぶことも大好き。ミシェルさんは「まだまだ子供ですよ。周囲のお子さんたちと異なる点といったら、通っているスクールの建物が違うことだけです」と語る。
大学院進学にあたっての悩みは、エリオットくんの場合、奨学金や助成金を申請しても年齢ほかの条件が合わないこと。現在家族は、大学院の学費に関する寄付を募っているという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)