13歳少女を売春宿に預けた義母が逮捕 8ヶ月で80人との性行為を強要され…
少女の母親は、昨年6月に新型コロナウイルス感染により死亡。身寄りのない娘を引き取った義母が性的搾取の容疑で逮捕された。
インドでこのほど、売春宿で働かさせられていた13歳の少女が保護された。その養母が性的搾取の容疑で逮捕されたことを、『India Today』『india.com』などが報じている。
■少なくとも80人と…
インドの南東部で、このほど13歳の少女に顧客との性行為を強要していた複数の売春宿が摘発され、相当数の逮捕者が出ている。
売春宿はアーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州の2つの州にまたがっており、少女は8ヶ月にわたり、少なくとも80人の男の相手をさせられていた。警察は「今後のさらなる捜査で、被告人の数はもっと増えるだろう」としている。
■通報内容を受け流した理由
警察がこの事件について知ったのは、昨年8月に本人による「売春宿で性行為を強要されている」という通報だった。今年1月には問題の売春宿で性的暴行罪につき1名が逮捕されたが、なんと少女が保護されることはなかった。
中学生の少女が行方不明になれば、普通は家族から誘拐や家出を疑い捜索願が出されるものだが、そうしたデータがまったく存在しなかったのだ。
■身寄りを失っていた少女
しかし、警察は真相を確かめるため、行方の分からない少女の父親を捜すことに。そこでこのたび判明したのは、少女はシングルマザーだった母親を昨年新型コロナウイルスで亡くし、その後、サワルナ・クマリという見ず知らずの女の養子となっていたことだった。
警察はクマリが事件に関与していると疑い、19日にはアーンドラ・プラデーシュ州グントゥールの売春宿で、少女の身柄を保護した。
■実母が新型コロナで死亡
続いて警察は、売春宿と手を組み娘を違法に働かせていたことを認めた養母のクマリを、性的搾取の容疑で逮捕した。「ある病院で少女の母親と仲良くなった。2021年6月に彼女は新型コロナで死亡し、身寄りのない娘を引き取ってあげた」などと話しているという。
売春宿の経営者や顧客など、この事件では他に数十名が身柄を拘束され事情聴取を受けており、買春の証拠となる携帯電話も数十台が押収されている。顧客も未成年者と知りながら性行為を働いていた可能性が高いという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)