「精子提供ツアー」で55人の父親になる男性 すべての親とグループチャットで連絡中
精子バンクから匿名のドナーの精子をもらうのではなく、精子提供者本人と性交渉をもって妊娠を希望する人もいるという。
■性交渉での精子提供も可
カイルさんの精子提供は、9割が人工授精だ。しかし「女性によっては、伝統的な方法を好む方もいる」との理由から、1割は性交渉を通じて行われるのとのこと。
女性側から性交渉での精子提供を希望すると打診があった場合に、カイルさんが了承し、双方でSTD(性感染症検査証)を提出して臨むのだそうだ。
■母親全員とグループチャット
子供のうち9人とは直接会ったことがあるというカイルさんは、自身が精子を提供した子供のすべての母親とグループチャットでつながっており、成長した子供たちの情報をもらっているそうだ。
カイルさんのヨーロッパでの精子提供ツアーは、今回で2度目。イギリスのロンドンからエディンバラまで旅をしながら希望者に提供を行った後に、現在はベルリンで時間を過ごしながら、新型コロナウイルス陽性者となってしまった精子希望者の回復を待っているという。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)