マイク・タイソンが飛行機で一般人にパンチ 後席の乗客にケンカを売られたか
目撃者の話や動画を確認する限り、タイソンは売られたケンカを買った可能性が高いようだ。
一般人に手を出すことは、「決してない」と言われているプロボクサーたち。ところがこのほど、あのマイク・タイソンが飛行機の機内で一般人を強く叩いてしまった。『Mirror』や『TMZ』など、英米のメディアが驚きの話題を伝えている。
■酒に酔った若い男が…
20日夜、サンフランシスコからフロリダ州のマイアミに向かう飛行機に乗り込んだマイク・タイソン。彼はいたって静かだったが、真後ろの席に座った若い男は、自分の前の席がタイソンだとわかると、かなり興奮してしまった。
なお、この男は離陸前からひどく酒に酔っていた。タイソンに一緒に写真を撮りたいと声を掛け、その後もちょっかいを出してはイライラさせる様子を、斜め横から同行の仲間が撮影している。
■男は額から出血
我慢の限界を超えたタイソンは、座席から立ち上がると後ろに身を乗り出し、右手を使って男の頭部を殴った。力はこもっていないようだが連打を浴びた男は、頭部を切って少し出血してしまった。
このトラブルの一部始終を捉えた動画はメディアにも持ち込まれ、タイソン側は現在その対応に追われている。21日の夜には、フロリダ州のマイアミで開催されるマリファナ関係のイベントに、出演する予定だったという。
■売られたケンカを買ったか
サンフランシスコ市警の依頼を受け、カリフォルニア州サンマテオ郡の保安官事務所がこの事件の調査にあたったが、タイソンはそこで「水のボトルを投げつけられた」と主張した。
一方、若い男2名は取り調べにも黙秘しており、現在も身柄を拘束されている。現時点では、タイソンが売られたケンカを買ってしまったという見方が優勢だ。
■引退後のタイソン
タイソンは、無類の強さで「アイアン・マイク」の異名をとった元ヘビー級の王者。2005年6月11日に正式に引退し、その後はアルコール依存症からの脱却に必死だった。
そして2011年に国際ボクシング殿堂に殿堂入りを果たすと、そこからは俳優業やライブショーに挑戦し、YouTuberとしても人気者に。50代になってもエキシビション・マッチに挑戦するなど、非常にアクティブな日々を送っている。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)