怒って通報した男性に警察官は失笑 「大麻を買ったつもりが中身はセロリ」
正直者で墓穴を掘った男性。マリファナ常習犯だったことが判明してしまい…。
ギャンブルやお酒、タバコなど中毒性の高い物は身の回りにあふれている。海外では麻薬もその一つで、一度ハマると抜け出せなくなると言われているが、なかにはこんな事件も。
「マリファナのはずがだまされた」と自ら警察に通報してしまった男が、世間の失笑を買っている。インドの『Indiatimes』や『News18』が報じた。
■中身はセロリの葉っぱ
事件はインドネシア・スマトラ島の南スマトラ州で、先月28日に発生した。ある男性がマリファナを買うべく麻薬の売人と会うことに。そして売人に50,000ルピア(日本円にして約440円)を手渡すと、金銭と引き換えにティッシュでくるまれた物を受け取った。
売人と別れた男性は、帰り道に包みの中身を確認。なんとそれはマリファナではなく、セロリの葉っぱだったという。
■男性の主張に警察も失笑
男性はそのまま南スマトラ州のパレンバン警察署に向かい、「マリファナを買おうとお金を払った。なのに渡されたのはセロリの葉っぱだった。詐欺だ」と訴えた。
警察官は取り調べの様子を撮影。その動画が公開され、世界に拡散される事態となってしまった。そこでは詐欺にあったと不満を訴える男とは対照的に、複数の警察官が笑いをこらえている様子が伺える。
■墓穴を掘った男性
警察官は「あなたが買いたかったのはマリファナですか?」「これまでに何回マリファナを吸いましたか?」と男に質問を続けた。
セロリの葉っぱを持ちながら正直に質問に答え、次々と墓穴を掘っていく男と、失笑する警察官。麻薬常習犯であることは明らかで逮捕も検討されたが、所持しているものがセロリではどうしようもない。証拠不十分ということで、男の逮捕には至らなかったという。
■パクチーでも勘違い騒動が…
マリファナにまつわる勘違い騒動は、海外では度々発生している。
2021年11月、アメリカのオクラホマ州に住むアシュリー・アンティヴェロスさんは、礼拝のために教会を訪れた。アシュリーさんがそのとき持っていた植物を牧師や礼拝者がマリファナと勘違いし、ただちに退場を命じられた。
その植物はじつは料理に使うためのパクチーだった。「違うわよ。独特の臭いがあるからかいでみて」と訴えるも、牧師たちは拒否。すったもんだの揚げ句、教会に警察が呼ばれたという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)