水族館で生まれ育ったイルカがショー中にトレーナーを攻撃 事故を捉えた動画に騒然
人間との関係が良好なことで知られるイルカだが、野生では時にサメに攻撃を仕掛けることもあるのだという。
頭がよく人懐こいイルカは水族館の人気者だが、些細なことからトレーナーに攻撃する姿を捉えた動画が話題を集めている。『Dailymail UK』など海外メディアが報じている。
■生まれも育ちも水族館
アメリカ・マイアミ州にある『シークアリウム』で飼育されているイルカのサンダンスは、23年前にこの水族館で生まれ、育ってきた。そんなサンダンスがある日、ショー中に突然豹変し、トレーナーに突進し始めたことで、会場は騒然となった。
事故発生時、トレーナーの他にサーフボードに乗ったパフォーマーもプール内にいたが、異変に気付いたため急いでプール内から退去。トレーナーはその後もサンダンスに2度突進された後に、やっとのことで岸に泳ぎ着いて膝をつき、震えながら痛みをこらえているようだった。
この事故を捉えた動画がTikTokに投稿されたことで、大きな話題を集めた。
■野生イルカはサメに攻撃も
頭がよく、人間との関係が良好なことでも知られるイルカ。しかし野生では強い口先を使い、サメの下腹部やエラ部分を狙って攻撃することが知られており、時速約30キロ近いスピードで泳ぐことができるとWDC(クジラとイルカの保護と福祉のための慈善団体)は語っている。
事故を受けてシークアリウムは11日、「ショー中にイルカとトレーナーが水中で誤ってぶつかってしまったため、不快に感じたイルカが通常のルーティーンを逸脱して、トレ―ナーに攻撃をしかけたのだと考えられます」と声明を発表した。