インドで大量の「偽牛乳」が出回り問題に 獣医大学が無料検査を行う
インド・パンジャブ州獣医大学チームが、消費者のために牛乳の品質検査を無料で開催。インドの牛乳は危ない?偽牛乳とは?
■簡単な手続きと大学のサポート
検査してもらう方法は、普段飲んでいる100ml程度の牛乳を、清潔で乾燥したガラスまたはプラスチックボトルに入れて酪農科学技術大学に持ち込むだけ。
ボトルには、持ち込んだ人の名前と連絡先番号を記載。牛乳サンプルは大学で分析され、品質の結果は翌日にWhatsAppまたはSMSで届く。また、キャンプに関する質問も専用電話番号に連絡することができ、誰でも簡単に調査ができるように大学側も協力的だ。
■インド牛乳の実態
偽牛乳の成分としては、水、ブドウ糖、砂糖、でんぷん、小麦粉、塩、重曹、尿素、過酸化水素、ホルマリンが含まれているものがあり、流通の段階ですでに牛乳に混ぜられているといわれている。
インドでは日本にくらべ、牛乳は様々な形で販売されている。牛乳会社や政府会社の紙パックやプラスチックパック、オーガニック酪農の瓶、牛飼の家族から直接牛乳を購入するなどの方法がある。