サポート必須の児童を抱きしめた女性職員が解雇 裁判所は不当処分と判断
安心させてあげたいと考えて抱きしめたスタッフが、仕事を失った。
真面目に働いていた職員が、不適切な行動に及んだと判断されクビに…。悲惨な不当解雇の経緯について、『The Mirror』などの海外メディアが伝えている。
■ある仕事を与えられた女性
2016年1月のこと、イギリスの学校である女性が教員のアシスタントとして働き始めた。3年後の10月には付属園に通う男の子をサポートする加配スタッフに選ばれ、せっせと世話をするようになったという。
愛情深い女性は一生懸命に男の子を支えたが、2020年1月に男の子がパニックを起こしたあと、思いもよらない結果に打ちのめされた。
■抱きしめたせいで批判され…
男の子はその日も他の子供たちと同じクラスで過ごしていたが、担当スタッフの指示に従うことができずパニック状態に陥った。
すると担当スタッフが「別室への移動が妥当」と判断したため女性が付き添ったが、男の子が暴れて自傷行為に走りそうになったことから、ギュッと抱きしめ食い止めたという。
しかしその後、この抱擁が問題行為であるという声が浮上。「男の子にコートを着せる際に右頬にキスしていた」などと同僚が証言したこともあり、さらに資質能力を疑われることになった。