獄中で囚人が壮絶コロナ死 遺族の刑務所への怒りで波紋広がる

釈放を数ヶ月後にひかえていた囚人が、悲惨な死を遂げた。

■助けを求めたものの…

男性はひどい症状に苦しみ、何度もインターホンで職員に声をかけ救いを求めたとのこと。しかし職員は「明日には誰かが様子を見に行くから」と話すばかりで、病院に連れて行くことはなかったという。

その後も男性はどんどん衰弱し、ついには獄中で死亡。新型コロナウイルス陽性という結果が出た日から、たった12日後のことだった。男性の最期の日々について、囚人仲間が告白したことで遺族に話が伝わったと、現地メディアは報じている。


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■遺族の怒り

遺族のうち看護師として働く妹が現地メディアの取材に応じ、「助けてもらうこともできず、兄はたった1人で他界しました」とコメント。母親も「うちの息子は放置されたんですよ」と述べ、憤りをあらわにした。

また妹は「陽性判明から死ぬまでのあいだ、兄は看護師に状態を見てもらうことさえありませんでした」とも話し、刑務所職員の責任を問うべきケースだと主張した。

世間からは「『何日も放置された』という主張は信じがたい」という声も多くあがっているが、刑務所サイドの言い分など詳しいことは分かっていない。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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