父親が16歳娘を焼き殺した容疑で逃走中 男友達との電話を「許さない」と激怒
未成年者の男女交際を許さないヒンドゥー教の社会。娘を焼き殺した父親は名誉殺人を主張している。
勉強やスポーツのかたわら、恋が実れば男女交際も…という日本の16歳の女の子たち。インドではそれが簡単には許されず、恐ろしい結果を生むことも…。許しがたい親族殺人事件の話題を、『she the people/THE WOMEN’S CHANNEL』『Times Now News』などが報じている。
■畑に焼け焦げた少女の遺体
ウッタルプラデーシュ州バラバンキ地区のコティで、このほど16歳の少女が父親に焼き殺されるという事件が起きた。
警察に通報したのは焼け焦げた少女の遺体に気づいた村民で、少女の父親とみられる男が火をつけていたという目撃談も寄せられた。
■自宅で激しく殴られ…
警察は「少女の遺体は皮膚の80%が焼けただれていた。さらに司法解剖の結果、激しい打撲の跡があることもわかった」と発表。
自宅でも少女の血液と一致する血痕が発見されていることから、少女は家族に自宅で殴られた後に畑に運び出され、体に火を点けられた可能性が高いと考えられるという。
■男友達との電話を気づかれ…
さらに村民は警察に、一家は「ヒンドゥー教の春祭りのため」として2週間ほど前からその村に滞在していたこと、そして少女が家庭内で繰り返し罵倒されていたことを話している。
あるとき少女は、男友達と携帯電話で話しているところを家族に気づかれたといい、家族からマセてきたとなじられ、交際は絶対に許さないなどと怒鳴られていたという。
■名誉殺人を主張か
ただし警察が到着したとき、一家が暮らしていた家はすでにもぬけの殻だった。事件の直後に家族全員が逃走していたとみて、警察が現在その行方を追っている。
また、ヒンドゥー教の社会では未成年者の男女交際や婚前交渉はタブー視されており、父親が名誉殺人を主張するのは明らかだという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)