レストランの対応に立腹の男が店員を襲撃 原因はバーベキューソース不足?
小さなミスがまさかの大事に…。モンスタークレーマーと化した男が、店員を襲った。
アメリカ・テキサス州のバーベキューレストランで、テイクアウトした商品のバーベキューソースが少なかったことを理由に、店員に暴行を加えた男が逮捕された。地元メディアの『Click2Houston』などが報じている。
■平和なレストランで、なぜ?
1月にテキサス州ヒューストンにある家族経営のバーベキューチェーン『ディッキーズバーベキューピット』を訪れたアンドレ・トーマス(36)は、テイクアウトした料理に激怒した。
その結果、殺傷能力の高い武器による加重暴行と、住居侵入窃盗の2件の容疑に直面しているという。
■店の対応に納得行かず…
ハリス郡地区弁護士事務所のジル・ウェルズさんの説明によると、トーマスは店に苦情の電話を入れ、「十分な量のバーベキューソースが提供されなかった」と激怒したそうだ。
店員は問題を解決しようと試みたが、トーマスはその対応に納得が行かず店へと乗り込み、「またここへ戻ってきて、ここで銃を撃ってやる」と脅したという。
■店員の帰宅を待ち伏せ
その後、トーマスは近くのガソリンスタンドで時間をつぶし、帰宅する店員を待ち伏せて追いかけると、車に向かって数発の弾丸を発射。クレーム対応を行った店員の1人を5回殴りつけ、腕の骨を折る重症を負わせた。
もう1人の店員は銃撃を免れたが、ウェルズさんは「状況がほんの少しでも悪化していたら、店員は殺されていた可能性があります」と語っている。
■たかがソース、されど…
トーマスは事件を起こした時点ですでに保釈中の身であり、他に5つの罪に問われていた。しかしこの事件によって裁判官は保釈を取り消し、新たに保釈を行うことはないという。
SNS上ではこのニュースに対して「行動が短絡的すぎる」「いくらなんでもやりすぎ」といったコメントのほか、「テキサスではバーベキューソース1つでここまで大事になるのか…」などの声が上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)