二宮和也、過去の名作が続々配信も… 『流星の絆』が「解禁」されない理由
なぜか再放送も、配信もされない二宮和也の『流星の絆』。今後、復活する可能性は…。
4月10日から、嵐の二宮和也が主演を務める日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)が放送される。同作の放送を記念し、20日から動画配信サービス「Paravi」で二宮が過去に主演を務めたTBSのドラマ『山田太郎ものがたり』と『ブラックペアン』を配信中だ。
過去の名作が復活する中、なぜか再放送も配信もされない幻のドラマがあって…。
■『流星の絆』の復活は…
4月からスタートする『マイファミリー』は、二宮演じるゲーム会社の社長がある日、娘を誘拐され、妻役の多部未華子と力を合わせて誘拐犯と戦っていく物語。二宮と多部は2007年のドラマ『山田太郎ものがたり』以来、15年ぶりの共演となる。
そんな期待作のスタート前に過去の名作2つが「Paravi」で配信され、ファンの間でも盛り上がりを見せている。ただ、ある嵐ファンからはこんな声が。
「なぜ『流星の絆』が配信も、再放送もされないのでしょうか。同じTBSのドラマですし、二宮くん主演で視聴率もよかったのに、なぜか地上波の再放送も配信もされないんです…」(嵐ファンの女性)。
■ジャニーズの「ルール」が原因か
『流星の絆』は2008年に放送された。幼いころに両親を惨殺された三兄妹が、時効が迫る中、真犯人を追い詰める復讐劇。長男役の二宮、次男役の錦戸亮、末っ子役の戸田恵梨香が出演し、平均視聴率は16,6%を記録した人気作だ。
豪華な3人がそろった作品だが、なぜ解禁されないのだろうか。ある芸能事務所関係者はこう話す。
「錦戸さんが原因かもしれません。彼は2019年にジャニーズ事務所を退所しました。ジャニーズ事務所は肖像権の取り扱いに関して独特のルールを持っていて、事務所を辞めたタレントであっても、在籍時のドラマを再放送する際はテレビ局が事務所に許可を取る必要があるんです。
ただ、テレビ局は事務所に気を遣って、現役のジャニーズと辞めたタレントを並ばせないようにすることがあります」(芸能事務所関係者)。
とはいえ、2020年には、KAT-TUNの亀梨和也と元メンバーの赤西仁が共演した『ごくせん 2005』(日本テレビ系)が再放送されたケースもある。一概に錦戸だけが理由とは言い切れない。
■「新作との関連性が薄い」
あるテレビ局関係者は、『流星の絆』が今回の再放送枠から漏れたのには、こんな理由もあると指摘する。
「『マイファミリー』との関連性を重視したのではないでしょうか。二宮さんと多部さんが出演するので、共演作の『山田太郎』は外せません。また、今回は日曜劇場なので同じ放送枠である『ブラックペアン』も選ばれたのだと思います。
その点、今回のドラマと『流星の絆』は関連性が薄いんです」(前出・テレビ局関係者)。
今後、TBSで二宮と戸田がドラマで共演するなど、何かしらの関連性があれば、可能性はゼロではないかもしれない。
■ネット上でも期待する声が
ネット上では、「流星の絆いま見ようと思うと昔の再放送版を録画して、後生大事に保管してるDVDしかない」「前は当たり前に再放送されてたのに、今となっては貴重になっちゃった」「流星の二ノの演技好きだからもう一度見たい」など、『流星の絆』の復活を期待する声が多かった。
二宮、錦戸、戸田の三兄妹が見られる日もそう遠くないはず。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)