「まん防」解除で今年の花見はどうなる? 早くも公園にはシート広げる花見客が
3月20日に桜の開花が予想されている。ただ、今年の花見には規制も多く…。
■花見客にも変化が
コロナで以前のような花見ができなくなって2年が経つ。そんな中、花見客の意識も変わり始めている。開花予想の数日前、新宿御苑を訪れると、花見をしている人たちがいた。
桜から少し離れた場所でシートを広げていた20代の女子大生4人組に話を聞くと、「満開の時期は混むので、少し早めにやろうということになりました。みんなでお弁当を作ってきました。ただ、こういうご時世なのでお酒は飲まず、お弁当を食べたら帰りますよ」(女子大生)。
2~3歳の子供を連れた30代の母親も、長時間の花見はしないという。「散歩ついでに花見に来ました。ちょっとお菓子を食べて、写真を撮るくらいしかできませんが、やっぱり桜は見たいですからね」(親子の花見客)。
■東京都公園協会に聞いた
中目黒、新宿御苑と名所ごとに状況は違っていた。そんな今年の花見には、どんな「ルール」があるのだろうか。東京都所管の公園や緑地を管理する東京都公園協会に話を聞いた。
「東京都が出している基準に沿って対策を講じております。酒を伴う宴会は禁止で、売店やキッチンカーはアルコール類は出さず、制限したメニューを提供します。また桜のある広場、園地でシート等を広げて飲食を伴う行為も禁止。桜がないところでは、少人数、短時間であればシートを広げて飲食していただくことは可能です」(東京都公園協会の職員)。
そのほかの対策としては、「園内放送で注意を呼びかけたり、人通りが多い公園ではロープで通行をわけるなどの対策を取ります」(前出・東京都公園協会の職員)とのことだった。
羽目を外したい気持ちもあるかもしれないが、一人一人ルールを守った行動を心がけてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)